[コソ鍋・佰玖拾]魚の形の鍋デビュー。プラーヌンマナオをつくってみた
今年のゴールデンウィークは人によっては10連休と、かなりの大型連休。何をして過ごすかを悩む人も多いのではないでしょうか。
そんな連休の入り口で魚の形の鍋をつかった料理を作ってみました。

魚の形をした鍋
その名も……?
魚蒸すライム=プラーヌンマナオ
遡れば2年前。常夏の国タイのカオサンで見つけた魚の形をした鍋を使った料理を紹介したことがあります。

魚の形の鍋がかわいい
プラーヌンマナオは、
- プラー(ปลา);魚
- ヌン(นึ่ง);蒸す
- マナオ(มะนาว);マナオ(ライムのようなもの)
この3つの単語で組み合わされた料理名で、正確には鍋料理ではなく蒸し料理なのですが、魚の鍋を使って盛り付けるのでここでは鍋扱いで(笑)。
そうそう、魚の形の鍋といえば、「鍋、ぶらり。」でメンバー馮が印象に残った鍋として「ヒラメ鍋」を挙げたこともありましたね。

ヒラメ鍋。これは初めて観た。感動。
(お鍋の博物館)
過去にタイでムーガタ用の鍋を探したときに一緒に魚型の鍋も買っておいたのですが、まだ使う機会がなく。
そんななか、スーパーでたまたま鯛が安かったので、これは! と思い、初挑戦です。

この日は鯛が安かった
とはいえ、蒸してかけるだけ
レストランで出されたものを見ると難しそうだけど、実はわりと簡単。
具材
- 鯛(内臓とウロコは処理済み)
- 白菜(お好みで)
- にんにくスライス
- パクチー(飾り用)
タレ
- ナンプラー
- 砂糖
- ニンニク、パクチー、唐辛子のみじん切り
- ライムの絞り汁
スープ
- ナンプラー、シーズニングソース
- レモングラス、タイ生姜、コブミカンの葉、パクチーの根
- 砂糖
その他
- 魚を蒸す時にレモングラスを少々(無くても可)
まずは鯛を蒸します。が、ここで少し問題発生。
鯛がちょっと大きすぎた……

ちょっと大きすぎたかも?
これでは持っている蒸し器に入らないので、うちにある一番大きな鍋にマグカップを置いてトレーを乗せたなんちゃって蒸し器を急遽準備。なんとかギリギリ入ったので、これで魚を蒸します。

香り付けにレモングラスを仕込む

ギリギリ入った
蒸している間にタレを作ります。

タレとスープの材料の一部

パクチーとニンニクと唐辛子を刻む

ナンプラー、シーズニングソース、ライム汁を入れ、砂糖で整える
このようにタレの材料を混ぜるだけ。超簡単。味見しつつ、お好みの味に仕上げます。同時にスープも作るのですが、これはいつも作るチムチュムのスープと同じ。
ちなみにチムチュムは「鍋、つつこ。」ではもうおなじみのタイ鍋。興味のある方は、以下からどうぞ。
そうこうしている間に鯛が蒸し上がります。

蒸しあがり。身がほぐれやすいので、移し替えるときは注意が必要
蒸しあがった魚をスープを入れた魚の形の鍋に移し、盛り付けをします。

白菜やライムなどでお好みで盛り付け

パクチーを飾りでのせて、タレをかけたら完成
これで完成! 見た目ほどは難しくなく、蒸し時間(この日は15-20分くらい)+α程度の時間でできあがりました。
お味も上々、タイで食べたものとさほど変わらない感じで美味しくいただけました。
ちなみに、こういった魚を入れるために作られた鍋ってのは食文化がそのまま反映されている感じがして興味深いですね。
珍しい形の、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋(?)
種類: | プラーヌンマナオ |
店名: | 自宅 |
URL: | ─ |