[コソ鍋・伍拾弐]日本でもタイスキ。新宿三丁目のMKへ。


長ーい梅雨もそろそろ明けるようで、今年もこれから夏本番! といったところ。近所の小学生の子ども達は学校が夏休みに入ったこともあり、心なしかうきうきしているように見えます。大崎です。

今回は、これまで何度となくご紹介しているMKが日本で店を開いていますので、そちらに行ってみました。
ちなみにこれまでのMK関連のエントリーは以下。

間違い探し? 日本とタイのMKを比べてみた

同じMKではありますが、細かいところに違いがあるようです。

内装・機材・食器

タイの普通のMKとMK金の真ん中ぐらいのグレードの内装

タイの普通のMKとMK金の真ん中ぐらいのグレードの内装

食器や箸はノーマルMKと同じ感じ

食器や箸はノーマルMKと同じ感じ

鍋は若干深め? おたまのセットに加えて、タイにはなかった灰汁取りが

鍋は若干深め? おたまのセットに加えて、タイにはなかった灰汁取りが

 

ちなみにこちらがタイのMKです。通常店と、高級店のMKゴールドの2種類があります。

ノーマルMKの看板。親しみやすい

ノーマルMKの看板。親しみやすいファミリーレストラン風

入り口を入ったところはなにやらブクブクと泡が

なんとなくバブリーなMKゴールド

食器のセットも豪華

食器のセットも豪華

 

メニュー

タイのMKとの最も大きな違いは食べ放題形式であること。タイのMKはセットメニューはあるものの、基本は単品でのオーダー。こちらは基本が食べ放題で、追加料金のオプションメニューがついている形になっているよう。

タイでは必ずついてくる青唐辛子と刻みニンニクがオプション扱いになっているのがツライ!

この日はランチで。数種の具を好きなだけ食べられる食べ放題方式

この日はランチで。数種の具を好きなだけ食べられる食べ放題方式

お肉系のメニュー

お肉系のメニュー

野菜系メニュー。タイのMKにはある西洋セロリや空心菜などがないので寂しい

野菜系メニュー。タイのMKにはある西洋セロリや空心菜などがないので寂しい

海苔巻きはあるものの、すり身のイカ詰めがないのでやっぱり寂しい

海苔巻きはあるものの、すり身のイカ詰めがないのでやっぱり寂しい

春雨はあるものの、緑色の麺(ミーヨク)がないのでやっぱり寂しい

春雨はあるものの、緑色の麺(ミーヨク)がないのでやっぱり寂しい

なによりショックなのは、刻みニンニクと青唐辛子がオプションなこと

なによりショックなのは、刻みニンニクと青唐辛子がオプションなこと

かわりに刻みネギがついてきた。ポン酢で食べる人にはいいかも

かわりに刻みネギがついてきた。ポン酢で食べる人にはいいかも

 

このMKでは、ベースのスープが三種類あり、そこから選べるそう。

  • オリジナル
  • 白湯(タイでは見たことない、というか選択の余地がない。おそらく日本独自メニュー)
  • すきやき(同上)

「すきやき」スープはなかなかに気になる存在ですが、ここはやっぱり慣れ親しんだ「オリジナル」をオーダー。

なみなみスープの入った鍋。やはりオリジナルでしょ

なみなみスープの入った鍋。やはりオリジナルでしょ

また、味付けにも選択肢が。

  • MKソース
  • ポン酢(タイでは頼んだ具材によってでてくる、、のかな。一応あったはず)
  • ごまだれ(日本独自)
  • 梅塩(同上)
MKソース一択のタイと違って選択肢が

MKソース一択のタイと違って選択肢が

もちろんここはMKソースを選択。ちなみにお店の人に聞いたところ、MKソースはタイと同じものを用意しているそうです。

タイと同じというMKソース

タイと同じというMKソース

 

いただきます

ということで早速つつきます。最初にお通し的な位置づけで野菜セットと牛・豚肉が出てくるのでそれをいただきます。

野菜セット。タイMKの野菜セット小のさらに半分くらいの盛りつけ

野菜セット。タイMKの野菜セット(小)の半分くらいの盛りつけ

最初に出てくる牛肉と豚肉。スタックできるプラスチック皿ではなく、ちゃんとした皿にのってくる

最初に出てくる牛肉と豚肉。スタックできるプラスチック皿ではなく、ちゃんとした皿にのってくる

この日は一人だったので、具の量に対して鍋がすこし大きめ。。。

この日は一人だったので、具の量に対して鍋がすこし大きめ。。。

ちなみに食べ放題形式と、タッチパネルでのオーダーは相性が良いですね。スタッフは配膳に集中できますし、頼む側も『「まだ食べるのかよ・・・?」と思われないかなあ?』と変に遠慮することもなさそうです。

この日は一人だったのでそれほどの量は入りませんでしたが、MKの味を堪能することができました。

所変われば鍋変わる

先ほど「MKの味」と言ったものの、個人の感覚としては、やはりタイのMKとは若干味が違うように思います。

MKソースは帰り際にスタッフさんに質問して「同じもの」という確認ができましたが、最初は日本人向けにアレンジされているのでは? と思うくらい、印象が違いました。

その要因としては、想像と私感によるものが多いですが、

  1. メニューのローカライズ(タイにあるものが無かったり、タイに無いものがあったり)
  2. 具材の産地の違い(原則日本で仕入れているはず)
  3. 場の雰囲気

といったものがあるのかなと思います。
特に、具材それぞれの味が鍋全体の味を形づくるという鍋の特性としては、1と2の要因はかなり大きいと思います。

最も大きな要因は1.だと思いますが、例えばタイのMKの野菜セットに必ず入ってくる空心菜や西洋セロリがない。これはやはり鍋の味や香り付けに大きく影響しているのではと思います。冒頭で触れたソースに入れる刻みニンニクと刻み唐辛子がない(追加料金で出てきますが、今回はあえて基本料金で楽しめる範囲でつついてみました)こと。このあたりが決定的な違いを生み出しているように感じました。

が、日本で慣れ親しんだ鍋の延長線でタイスキの雰囲気を楽しむという観点では全然アリだと思います。
じゃあタイに行って本場のタイスキをつつこうか! という気にもなるかもしれません。

どちらが良くてどちらが悪いということではなく、どちらもいいということ。みなさんも興味があれば一度日本でタイスキをつついてみてくださいね。

 

次回はタイスキの本場で、鍋、つつこ。

(文責・大崎)

今回つついた鍋

種類: タイスキ
店名: MKレストラン 新宿店
URL: http://www.mkrestaurants.co.jp/store/shinjuku.html


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