[コソ鍋・参拾捌]山形の味・郷土の味、芋煮鍋
馮です。こんにちは。
5月もあとわずかとなったところで、日本全国、一気に夏模様になりました。水分補給を心がけましょう 🙂
そんな暑いさなかでも僕たちは鍋をつつきます。暑いときの鍋もまた一興。
今回紹介するのは、先週末(5月24、25日)に開催された4回目の東北六魂祭に参加するため、山形に行った際につついた「芋煮鍋」です(そのときの模様はこちらに)。
「鍋、つつこ。」として初の東北入りとなりました 🙂
山形の味・郷土の味
今回は山形駅から徒歩1分にある山形番屋さんにお邪魔しました。
入口から趣があります。
今回はカウンターだったのですが、店内には酒樽でつくられた個室も。今度ここで鍋をつついてみたい!
お通しにホタテ、それと日本酒。
これまた山形名物、たまこんにゃく。
……と、芋煮鍋を紹介する前から、山形の風土を感じさせてくれるものばかり。山形の味・郷土の味が盛りだくさんです。
里芋と出汁の味でほっこりと
前置きが長くなりましたが、今回のメイン、芋煮鍋。鉄鍋で煮込まれてきました。
中は……じゃーん。たくさんの里芋、こんにゃく、ごぼう、ねぎ、そしてこちらでは牛肉を。
里芋が良い感じに煮込まれ、そして荷崩れていないところが最高です。
あっという間に美味しくいただきました。
実は僕は芋煮鍋を食べるのは初めてだったんですが、本当に美味かったです。東京の美味しい店も探したい!(どなたか教えてください!)
船頭が退屈しのぎに鍋を掛けた…、それが始まり
「鍋、つつこ。」としてはこの旨さのルーツを調べなければ!ということで。さっそく芋煮鍋について調べてみました。
おいしい山形のサイトによると
1600年代半ば。山形市の西北に位置する中山町長崎付近が、当時の最上川舟運の終点だった。上方から物資を運んだ舟は、酒田経由で最上川を上りここへ到着する。着いた荷を引取りに人足たちが集まって来るが電話など無い時代、船頭たちは何日も待たされる。退屈しのぎに近くの老松に鍋を掛けての野宴…。船着場の近くには里芋の名産地、小塩部落があり、頼んで売ってもらった里芋と積み荷の棒タラなどを鍋で煮て食べたことが、芋煮のルーツだと伝えられている。(芋煮鍋)
となっています。
なんと、きっかけは退屈しのぎ。その退屈しのぎにに鍋をつくる、つつく、食べる。そして宴を開く。贅沢ですね。しかもこんなに美味しい。
このサイトによれば当時は野菜がメインで、牛肉が入るようになったのは昭和に入ってからとのこと。それから、土地土地、そして店によってちょっとずつアレンジが変わってきています。こういった時代や場所によって少しずつ変化していく様子は、日本の国土の豊かさを表していていいですね。そういえば、こちらの山形番屋さんの店員さんが皆地元の方で、自然と方言を使われていたあたりにも、日本の国土、郷土を感じました。
これからも地元の味・郷土の味を感じながら、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | 芋煮鍋 |
店名: | 漁師小屋「網元」山形番屋 |
URL: | http://r.gnavi.co.jp/t236608/ |
2件のフィードバック
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