[コソ鍋・佰伍拾捌]相撲・土俵・鍋~満員御礼!両国には日本文化をめいっぱい楽しめる場所がある
11月も終わり……
今日で11月も最終日。2015年もあと1ヵ月となります。
1年を月の単位で区切って、季節ごと、そのときどきの催事・イベントを楽しむのも一興です。
僕はと言えばご存知のかたも多いかと思いますが、野球というテーマで1年を区切って時間の経過を楽しんでします。先日、プレミア12が終わり(残念ながら結果は3位)、2015年シーズンが終わり、また2016年に向けて、ストーブリーグ情報を満喫しています。同じように、スポーツの中には季節ごとにさまざまな出来事があり、かつ、一年間楽しめるものが日本にはあります。国技の「相撲」です。
僕はテレビやネットで情報を見る(知る)ぐらいの見方ではありますが、この相撲、1、3、5、7、9、11月と奇数月に本場所が開催され、合間合間には日本各地、ときに世界で巡業が行われています。つい先日、東の横綱、日馬富士の優勝にて、今年の11月場所が終わりました。
今回は、そんな場所中に、相撲の聖地、両国でちゃんこ鍋をつついてきた様子をお届けします。
両国駅前、土俵のある居酒屋
今回お邪魔したのは、JR両国駅前にある「大江戸八百八町 花の舞 両国国技館前店」さん。お店に入ると中は和のイメージ。
そして両国らしく、相撲を連想する内装です。
こういう提灯がまた良い雰囲気を醸し出していますね。
土俵!
そして!
さらに奥に行くと!なんと!!!土俵が。
ビックリ。
席には、箸やお皿一式。このあたりはいわゆる普通の居酒屋さんです 🙂
土俵の存在にテンションが上がりつつ、まずは料理を楽しみました。
新鮮な海鮮の刺身。
この日は忘年会コース。机の上が宴会です。
少しお腹が満たされたところで周囲を観てみると……。会社の忘年会的な方もいれば、海外からの観光客らしき方たちも。皆さん、土俵に釘付けです。
まさに砂かぶりの席。ちなみにこのあたりの席の予約はかなり倍率が高いそう。忘年会シーズン、お申し込みはお早めに(もういっぱいかな?)。
ちゃんこ鍋を煮る。そして、土俵入り
さて、いよいよ鍋です。
鍋はもちろん「ちゃんこ鍋」。以前もご紹介したように、ちゃんこ鍋とは、相撲部屋において力士(ちゃんこ番)の作る鍋のこと。部屋ごとに味付けのこだわりがあるそう。
こちらは「THE両国スタイル」という名の、塩ベースのちゃんこ鍋。
コンロに火をかけると、横では二人の元力士(だと思います)による取り組みが!
はっけよい!テンションあがる!!!!
こちらはグツグツ。
のこったのこった!
相撲とちゃんこ鍋、国技と郷土料理を一度に楽しめるステキな空間です。
相撲、そしてちゃんこ鍋。完璧な物語
そして、鍋が煮えて完成。澄み切った塩ベースのスープが食欲をそそります。
いただきます!美味い!
あっという間にいただいて。
ちなみにこちらはお手洗。暖簾がまたいいですね~
土俵に上がって……
お腹もいっぱいになり、満足満足。
と、土俵を観ると空いています。
土俵脇には清めの塩も。
ここでお店の方に聞いてみたら「男性であれば上がっていいですよ」とのこと。こちらでは男性限定で土俵に上がることができます。
あとで調べてみたところ、いろいろな節があるものの、日本相撲協会としては土俵への女性の立ち入りは禁じているとのこと。これは諸説があるようで「伝統性の保持のため」といった理由であったり、「元々相撲は豊作を祝う儀式で、豊作の神様を楽しませるために行われていたもので、その豊作の神様が女性なので(女性が上がると)ヤキモチを焼くから女人禁制」といった逸話だったり、理由はさまざまな。改めてもうちょっと詳しく調べてみたいところ。
とは言え、今は女性相撲があったりもしますし、もしかしたらこの先、また新しい見解が生まれるのかも。
今回は日本の国技の相撲、伝統料理の鍋。それを一度に楽しむことができました。
料理は味はもちろん、食べる場所の雰囲気というのも大切です。こちらのお店のように、関連性が高いものを組み合わせて提供してくれる場所っていうのはステキですね。今風に言うと、UXの高い店とでも言いましょうか 🙂
これからもステキな店を探して、楽しい場所で、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | ちゃんこ鍋 |
店名: | 大江戸八百八町 花の舞 両国国技館前店(東京・両国) |
URL: | http://r.gnavi.co.jp/g863263/ |