[コソ鍋・佰拾漆]東北の祭が秋田に集結!祭前夜にあみこ茸鍋をつつき、ふるさとを想う
今年も参加してきました。東北六魂祭
昨年に引き続き、今年も東北六魂祭に参加してきました。
昨年の山形に続いて、今年は秋田での開催。秋田と言えばマタギ鍋の本場!行く前からどんな鍋がつつけるか楽しみでした 🙂
ちなみに、昨年の山形では本場の芋煮をたっぷり堪能してきたので、その模様はこちらをご覧ください。
秋田の郷土料理・秋田の地酒や名物が楽しめる「秋田長屋酒場」
今回お邪魔したのはこちら。
「秋田長屋酒場」さんです。
あれ?どこかで見たことあるような……。そう、こちらは過去、鍋、つつこ。で紹介した「秋田川反漁屋酒場」さんや「信州長屋酒場」さんと同系列のお店。詳しくは聞けなかったのですが、「地の物・地の料理を楽しむ」をコンセプトに各地に展開されているよう。店の雰囲気のつくりはもちろん、何が良いって、その土地で採れたて・獲れたての素材をおもいっきり楽しめること。メニューからして楽しみです。
ということで、さっそくおすすめメニューを拝見。悩みますね……。
さらに、魚介は現物が登場。これまた迷う。
いくつか見繕って注文してから、まずは地酒で乾杯。喉が渇いたので冷酒を。竹筒で冷やして香りを楽しむ氷竹酒。酒は秋田の地酒「天の戸」です。
旨いっ!
そして最初のつまみが登場。三陸のイガウニ。あま~い。うま~いw
続いて秋田沖で獲れたウマヅラハギの刺身。
この肝がたまらない。
さらにさらに。秋田と言えばこれ。じゅんさい。こちらは日本一のじゅんさいの産地、森岳で採れたもの。ぷるぷるっでした。
野趣あふれる味、あみこ茸鍋
……と、つまみだけでお腹いっぱいにしたら本末転倒。いよいよ鍋の注文です。
秋田と言えばきりたんぽ鍋やだまこ鍋が有名ですが、ほかにもマタギによるマタギ鍋など、郷土の鍋がさまざま。メニューを見てみると……
鍋、つつこ。
これまた迷いますね……。秋田の比内地鶏も旨そうだし、しょっつる鍋も気になるし、あみこ茸ってなんだろう?――そんなこんなで悩んでいたら、なんと比内地鶏鍋は売り切れ、同じくとりモツ鍋も。がーん。
じゃあじゃあ、食べたことのない、これ。「あみこ茸鍋!」をオーダー。ありました。ホッ。
さっそく登場。見るからに野趣あふれる鍋、郷土の雰囲気が漂ってきますね。
先に火を通しておいてくれていたので、あとはお好みで。オタマですくってみたら、たっぷりのあみこ茸。ワクワク。
さっそく椀によそって食べてみたら、独特の食感。そして、きのこの風味。そこに味噌とたくさんの野菜・山菜から出た旨味が相まってクセになる味。どんどん食べられます。それにきのこは低カロリー・高栄養素でヘルシー食材!
鍋だけではなく、お酒も止まらない。つぎにいただいたのは秋田の銘酒、やまとしずくの純米吟醸。米の味がしっかりとしていて旨い。
しっかりと最後までいただいて、ごちそうさまでした。
秋田の小玉醸造の「秋田味噌」
今回いただいた「あみこ茸」。僕は初めて耳にして、そして口にしたキノコです。調べてみると「アミタケ」という呼称のほうが一般的のようで、あみこ茸というのは地元の人の呼び方みたい。日本各地で採れるかなり一般的なキノコなので、秋田独自!というわけではないのかもしれませんがw、そこは鍋の雰囲気。そして、もう1つ大事なポイントがあります。そう、出汁。
今回のあみこ茸鍋、とてもやさしい味噌味で、どこの味噌なんだろうとお店の人に聞いてみたところ、「小玉醸造さんの秋田味噌ですよ」とのこと。やはり。これがポイントだったかw
小玉醸造株式会社
http://www.kodamajozo.co.jp/
お店のサイトを見てみたら
小玉醸造株式会社の創業は今から135年前の明治12年(1879)、創業者の小玉久米之助が醤油・味噌の醸造を手がけたことに始まります。
とのこと、135年以上もの歴史のある醸造所でした。その味噌が土台となり、あみこ茸やさまざまな野菜・山菜、そして、肉から出た出汁はほんとうに最高で、またぜひ食べたくなる、ふるさとに帰りたくなるような、そんな味わいでした。
鍋、つつこ。を始めてから東北へ足を運ぶ機会が増えています。東北地方といえば、縄文時代や弥生時代に現日本人が住んでいたと推測される地域。そして、それにまつわる遺跡や史跡がたくさん残っています。どことなく東北にふるさとを感じてしまうのは、そんなルーツへの想いがあるからかもしれませんね。
ふるさとの味を探して、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | あみこ茸鍋 |
店名: | 秋田長屋酒場(秋田・秋田市) |
URL: | http://marutomisuisan.jpn.com/nagaya-akita/ |