[コソ鍋・佰玖拾玖]燃えたぎる炎から生まれる鍋?!~春夏秋冬・霧島黒豚の火山焼き
たくさんの鍋を生み出しているダイヤモンドダイニンググループ
6月に入りました。2016年前半戦も最後の1ヵ月。
梅雨入り前のこの季節、過ごしやすい日が続きますね。
鍋、つつこ。的には衣替えの季節。お邪魔する各店舗も春の料理から夏の料理に変わっていきます。そうするとちょっと不安なのが鍋の数。
暑い中に鍋をつつくのを躊躇する方も多くなるため、鍋メニューを中止する店舗さんもちらほら出てくるからです。
今回お邪魔した「【和乃個室】九州黒太鼓 新宿(東京・新宿)」さんもご多分に漏れず……。
こちらを経営しているダイヤモンドダイニンググループさんは、昨冬「鍋音フェア」を取り組むなど、積極的に鍋料理を展開されていたので、今回もいろいろな鍋があるだろう……と期待を持ってお邪魔したところ、あいにく各種鍋料理はいったん休止とのこと。
うーん。残念。
ちなみに昨年末には、鍋音フェアにてこんな素敵な鍋をつつきました。
そんな魅力的な鍋に出会えないと落ち込みつつ、それでも1つぐらいはあるだろう、とメニューを見たところありました。
そう。もつ鍋。
もつ鍋だけは年中無休で提供しているそうです。まさに料理人が自身を持ってお届けするメニュー、間違いない!と、もつ鍋をオーダーしようとしたところ、店員さんから「鍋はないですけど、こちらの料理がおすすめですよ」と紹介されたのが今回の料理。
一見、鍋ではないこの料理。食べ終わってみたら鍋なんです。今回はその変化をご覧あれ。
鍋の季節は終わった……でも、こんな料理があった!
料理の名前は「霧島黒豚の火山焼き」。ネーミングからして興味が湧いてきますね。
さらに鍋ではなく、陶器の尺皿に載せた状態で、コンロとともに登場。名前のとおり、火を着けて焼き始めました。
冬~春の景色
陶器に熱が入り、肉に火が通っていくさまは、冬の雪化粧にも見え、また、春の明け方の霞のようにも見えます。
このまま焼くのかなとおもいきや!
真夏の灼熱を思い起こす炎!
店員さんがここで登場。
「少し離れてください」
と言ったと同時に。
炎!まるで夏の灼熱のよう。「この炎から料理の名前が付いたんですよ」、と説明をつけながら、手際良くフランベしてくれました。
そして炎が落ち着いたところに、熱気のこもった肉の山が登場。
そして、ここで特製味噌を投入。
「この味噌が溶岩にも見えるので、火山焼きです」
なるほど!たしかに火山にも見えるし、どことなくオレンジ色が秋の紅葉にも見えます。まるで1つの料理で春夏秋冬を現しているよう。
時間とともに焼き物が鍋料理に
そしてそして。時間とともに肉の山が崩れ、さらに野菜から大量の水分が。
あれ?
気が付いてみたら、いつの間にか……
鍋料理になっていました。
最後に一煮込みして完成。
霧島黒豚のジューシーな味わい、野菜の旨味、そして、絶妙な火加減。立派な鍋です。
そう言えば、前回、メンバー大崎が紹介した焼きもつ鉄板。あの料理も焼き~鍋へ変化していました。
煮込まずとも、焼きから始まる鍋料理。
まだまだ鍋の世界は深いです。
それに今回のように見た目で楽しめるというのがまたいいですね。
煮るだけが鍋じゃない。焼いてもできる、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | 霧島黒豚の火山焼き |
店名: | 【和乃個室】九州黒太鼓 新宿(東京・新宿) |
URL: | http://r.gnavi.co.jp/g887406/ |