[コソ鍋・捌拾弐]火起こしから煮込みまで〜自分でつくって初めて食べた宮城の芋煮鍋
前回に引き続き、東北は宮城からお届けします。
秋保の湯に浸かり、ゆったりした翌日はもう帰京。もっとゆっくりしたいという気持ちに逆らいながら一路戻ります。が!その前に。秋保に到着したときに寄った秋保の情報満載の「秋保・里センター」でとても気になる情報をゲットしたんです。
そう、これ。
なんと芋煮づくりを体験できるとか!これは気になる。鍋、つつこ。のメンバーとしては行かねば。ということで、申し込んで行ってみました。
ちなみに秋保・里センターの入口には、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」がお出迎え。
またまた芋煮と出会った!
芋煮に関しては、以前、鍋、つつこ。でも取り上げました。そう、5月に訪れた山形で初めて堪能したのです。
こちらの記事にも書いてあるように、本当に染みわたる味で美味しくて。今回は自分でつくれるとあってますます楽しみ!
なんと芋煮は地域によって二つの味がある
さっそく申し込んだわけですが、先ほどのチラシ、よくよく見ると
- 宮城いも煮
- 山形いも煮
の2種類があります。調べてみたところ、芋煮は地域によって使う肉・調味料が異なるそうで。前回山形で堪能した芋煮は、牛肉・醤油ベースで、どことなくすき焼きを彷彿とさせる味でした。せっかくなので、今回はもう1つの味、ご当地宮城の芋煮を食べることに。こういうの、ワクワクしますねー。
ということで、旅館をチェックアウトして、芋煮づくりを体験できる「秋保 森林スポーツ公園」へ。
会場到着。
実際の竈と食事用のスペース脇には大量の鍋が。圧巻。
あらかじめ予約しておいたのでセットが用意されていました。
具材はこんな感じです。里芋、豚肉、野菜、油揚げ、そして味噌。どんな味になるのか楽しみ!
そしてここでは、ガスコンロや電気コンロのような文明の利器はありません。芋煮を作るにはまず火起こしから!
ということで燃料となる薪・新聞紙・ダンボール。あ、火はマッチでつけました 🙂
そしてこちらが竈。いやー、こういうのを実際に観て使えるというのは、嬉しいですね。これを観られただけでも来た甲斐がありました。
自分で火を起こして、鍋を炊いて、煮る。最高
興奮して前置きが長くなりましたw でも、もうちょっとだけ。つくる前の工程を話させてください
まずは火を起こします。ポイントは薪の組み方・くべ方。
だいぶいい感じに。
いよいよ鍋を炊きます。
沸騰してきたところで具材を投入。
最初は主役の里芋から!
このあとはどんどんどんどん投入して。
竈で炊く、そして煮る鍋、いいね~
あとは蓋をして煮込んで待つだけ。
できた!完成!美味そう!(自画自賛でスミマセンw)
オタマですくっただけでも美味さが伝わってきます。
動画でもお届け。
最後はお椀によそって、いただきます!
美味い!
味噌の風味と里芋の塩梅が最高です。あと、個人的には油揚げのコクがすごく出ていて、これが宮城のポイントなんじゃないかと。前回の仙台麩にも通ずうるものがある気がしました。
こういう風に屋外でつくって、炊いて、つつく鍋も楽しいです!
来年は東京でも芋煮会やりたいなー。
この日は、11月末で気温は寒かったのですが、鍋を通じて東北・宮城の味、郷土が持つ暖かさが伝わってきました。またぜひ訪れたい土地です。
お天道様の下で郷土を体感しながら、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | 宮城 芋煮 |
店名: | 秋保 森林スポーツ公園 |
URL: | http://www.h-crescent.co.jp/sportspark/ |