[鍋考・漆]身も心もあったか。なべんとうのススメ
早くも木枯らし一号が吹いた関東地方。冬の足音が段々と近づいてきますが、それと同時にやってくるのは鍋のシーズン。「鍋、つつこ。」にとっては最高のシーズンがやってきます。
が、風邪には気を付けたいところ。かく言う大崎はここ一ヶ月ぐらい体調を崩したまま。そんな弱った体には鍋が良いだろう、ということで、お昼のお弁当を鍋にする、「なべんとう」を再びやってみました。
今年の早春にもやってみたので、その時の様子はこちらでどうぞ。
バロクック レクタンギュラー再び。
さて、肝心のお弁当箱は前回と同様の「バロクック レクタンギュラー」。
最高で98℃、25-30分間あたたかさが持続するという優れもの。
火や電子レンジを使わずにとっても手軽にアツアツの料理やドリンクがいつでもどこでも楽しめるのがバロクックです。アウトドアで調理をする際に今まではガスや炭などを燃料に使用していましたが、バロクックは調理に必要な熱は使い捨てカイロほどの軽くて小さなパックだけ。少量の水を掛ければすぐに発熱します。水は川の水や海水でもOKだから、現地調達すれば、登山などの荷物も軽量化できます。アウトドアやあらゆる状況下で手軽に出来たての美味しさを味わえます。ご家族や仲間でワイワイと簡単な装備で青空クッキングを楽しむのもいいですね。キャンプや登山だけでなく、レトルト食品などと一緒に備えておけば、突然の非常時にも安心です。
- 奥左:加熱用のヒートパックを入れる外箱。トライタン製。やけど防止に外箱の周りをくるむカバー付き。
- 奥右:お弁当の中身を入れる容器。ステンレス製。
- 手前左:フタ。ポリプロピレン、シリコン製。
- 手前右:ヒートパック。
前回は調理済みのものを再加熱という具合で試しましたが、今回は調理もこれでやってしまおう! という試みです。
なべんとうの中身はミルフィーユ鍋
ミルフィーユ鍋が流行り始めたのは数年前からでしょうか。今回は「お弁当」なので、冷蔵庫にあるもので手早くできる鍋ということでこちらをチョイス。
白菜と豚肉でちょちょいっと準備できるので、朝の忙しい時間でも充分準備できます。
持ち運び用にセット
中身が準備できたところで、なべんとうをセットします。
まずは加熱材。
加熱材は20gと50gのものがありますが、今回は火が通っていないところから調理しますので、50gの大きなものを利用しました。さて、思惑どおり、ちゃんと火が通るか?
これを外箱の下にしまいます。
次に、具材の入ったステンレス鍋をはめ込みます。
タッパーのようにパチッと閉めるフタをしてできあがり。簡単!
先ほど作ったスープは冷えてしまうと後の加熱効率が悪くなると考え、保温機能のある水筒に詰めました。
ところで、ここまでの準備に要した時間は約10分。朝の時間でも充分に可能な所要時間だと思います。
お昼だ! なべんとうだ!
お昼どきになるとおなかが空いてきました。早速なべんとうを食したいと思います。
温かいなべんとうを食べる手順はシンプル。
- ヒートパックを袋から出して、外箱に入れる。
- 水を規定量測って、注ぐ。
- 具の入った内箱をはめる
- (今回のメニューの場合)スープを注ぐ。
- フタを閉じる。
- しばし待つ。
電子レンジの簡便さには劣りますが、それでも充分シンプル。ちょっとの手間で美味しい鍋が食べられるなら、全く問題ありません。
これで調理(?)完了。あとはできあがるのを待つのみ!
果たして火が通るのか?
今回、スープは温かい状態で用意はしたものの、具材である白菜と豚肉は生の状態。果たしてヒートパックのみで火が通りきるのか? というのが最大の懸念でした。特に今回豚肉を使っているため、完全に火が通っていない状態だと、別の意味でチャレンジングなお弁当になってしまいます。
ちなみにこの時点での気温は18℃。公称の加熱持続時間の最大に近い28分間、フタをしたまま待ちました。
フタの様子から、そこそこの熱が発生していることは見て取れます。前回もやっていますので、単純に温めるだけなら充分な性能を発揮することはわかっていましたが。。。
ドキドキしながら開けてみます。さあどうだ!?
豚肉を引き上げてみますが、しっかり火が通っている模様。良かった! すごいぞ、バロクック!(笑)
※もしご自身で試される場合、調理状態については自己責任でお願いいたします。
良いところだらけのなべんとう
そんなこんなで、しっかり調理もでき、美味しくなべんとうを楽しむことができました。
ここで、なべんとうの良いところをまとめてみると…
- 寒い季節に、温かい鍋を「昼から」食べられる喜び
ランチで鍋をやっているお店はまだまだ少ないです。これならいつでもランチ鍋ができます - カラダとココロが暖まる
外歩きで冷えたカラダもなべんとうで暖まります。仕事で疲れたココロにも暖かさが染み渡る、それがなべんとう。 - 栄養たっぷり
ミルフィーユ鍋は具材的には偏っていますが、寄せ鍋的なものであれば、いろんな食材をバランス良く摂れますね。 - 財布にも優しい
あり合わせのものでもできるのが鍋のいいところ。初期投資(バロクック レクタンギュラー)は必要ですが、基本的にはヒートパック代も含めて500円以内におさまるはず。
どうですか?
ぜひ皆さんも「なべんとう」を一度試してみてくださいね :)
P.S.
ちなみに今回、遊び心で大根おろしの犬を作ってみました。が、ちょっと上手くいかなかったかな(苦笑)
(文責・大崎)
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