[コソ鍋・弐佰拾参]おぎのやの峠の釜めしの空き釜で、釜鍋を作ってみた
あっというまに2016年も8月に入りましたね。
関東甲信越地方も気象庁によって梅雨明け宣言がされ、いよいよ夏真っ盛り。夏休みの子どもたちには嬉しい季節です。
さて、その夏休みといえば、連想するのは旅行。
旅行といえば鉄道。
鉄道といえば駅弁。
こじつけかもしれませんが、家族や仲間と一緒に出かけ長距離の移動の楽しみのひとつに、駅弁があります。
昔は電車内や特定の駅でしか変えなかった駅弁も、変わらないどころかさらに高まる人気と物流の進化によって、デパートの物産展だけでなく主要なターミナル駅の売店でも気軽に買えるようになりました。
日本の鉄道駅における要衝といえば、言わずと知れた東京駅。
その東京駅構内には、日本全国のさまざまな駅弁を多く取り扱うお店がいくつかあります。
今回はそのうちのひとつをのぞいてみました。
どれだけあるんだろう? ところ狭しと並ぶ駅弁たち
今回行ってみたのは東京駅改札内、セントラルストリートの1階に出店している「駅弁屋 祭」さん。
改札内なので、乗車のついでか入場券を購入して行く必要があります。
到着すると、凄い熱気。
お店からのメッセージでこのようにあるのは嘘ではありませんでした。
毎日が駅弁祭り! 全国各地の名物駅弁など約170種類を取り揃え、東京駅にいながらにして全国の味がお楽しみいただけます。
ひっきりなしに訪れるお客さんと、応対する店員さんの元気な声はまさに祭りさながら。
製造実演も臨場感があり、かつ作りたての駅弁を買えるとあって、なかなかの盛況でした。
さて、これほどたくさんある駅弁ですが、目的はただひとつ。
「鍋に利用できる駅弁はないか?」
です。
結局、購入したのはおなじみ「峠の釜めし」。
久しぶりに食べる名物駅弁を堪能しつつ、このあとが本番です。
そのまま捨てるのはもったいない。益子焼の土釜で鍋をつくる
さてこちらのお釜。
ほかの駅弁の多くとちがって、使い捨ての容器ではないというのが大きな特徴。
こちらの土釜は、なんと創業150年という老舗の窯で作られているとのこと。
紙パックではない、特別感のある益子焼の土釜がこの名物駅弁の人気を支える一面であることは間違い無いと思います。
そのお釜を洗って綺麗にしたら、いよいよ鍋作りです。
とはいってもいたって簡単。
- 白菜
- えのき
- 長ネギ
- 豚肉
1人前で用意したこれらの具材に、スーパーで買った鍋の素を注いで温めるだけ。
この日は気持ちのいい天気だったので、タイ鍋チムチュムで使う土台を使って炭火で調理。
炭と土釜と外の空気の組み合わせが、普段の鍋をちょっと特別なものに変えてくれます。
材料はいたって普通のものですが、ちょっとどこかに遊びにいったような気分で鍋を楽しむことができました。
旅する気分で、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | 釜鍋 |
店名: | 自宅(埼玉) |
URL: | ─ |