[コソ鍋・佰捌拾捌]辛さを楽しむにも組み立てが大事!夏本番に向けて胃も顔も赤くなる赤い壺の激辛メニュー


辛い料理を探して

先日打ち合わせを兼ねて辛いものを食べてきました。辛いものといえば、中国四川の火鍋を筆頭に、鍋、つつこ。でも何度か取り上げた日本の「赤から」、韓国料理のチゲ鍋など、鍋にも辛いものはいろいろあります。

今回はそういったものをすべてひっくるめた「韓国、中国料理にとらわれず辛い料理をテーマに、地元三陸の海の幸など日本の食材を使い、癖になる辛さの安心安全な料理をご提供」というコンセプトの店「旨・辛・DINING 赤い壺」さんに行ってきました。

場所は大人の街、オシャレな街、表参道。表参道の交差点を外苑方面に向かって徒歩5分ほど。路地の奥にある店です。

雰囲気のある入口。

雰囲気のある入口。

看板の下の入口に入ると階段があります。

ここから入店。

ここから入店。

店までの階段にはさまざまな香辛料が飾ってありました。

地下へ降ります。階段の途中にはさまざまな香辛料が。

地下へ降ります。階段の途中にはさまざまな香辛料が。

入店して思ったのが「香辛料(唐辛子や参照)の香りというか空気感がすごい」でした。実際、くしゃみが出ましたし。

そんなこんなでワクワクしつつまずはメニューをチェック。

赤い壺の効能。とにかく辛さで元気に。美味しくということ。これはいいですね!

赤い壺について。

赤い壺について。

続いて、こちらの店のコンセプトが書いてあります。ふむふむ。香辛料はもちろん、さまざまな食材へのこだわりが伝わってきますね。

赤い壺について(その2)。

赤い壺について(その2)。

そしてめくると登場するのがこちら。まずは辛いメニュー(1~3)。唐辛子で辛さを表現しつつ、どれも美味しそう!

メニュー(辛さ1~3)。

メニュー(辛さ1~3)。

さて、次はもっと辛いものだろうな……とめくってみたところ……。

!!!!!

メニューを開く前に注意書きが!

メニューを開く前に注意書きが!

注意書き。しかも手作りのこだわり。これは粋な仕掛けと思いつつ「まあ、そうは言ってもこれも演出なんだろう」ぐらいな気持ちで次のメニューを拝見。

4以上の激辛メニュー。

4以上の激辛メニュー。

辛さ8の「販売を中止いたしました」の部分もある意味エンタメだろ、ぐらいに思いつつ、どんな辛さなのかなー、美味そうだなーとメニューを眺めて(ここでもっと辛さに対して真剣になるべきだった……)。

そしてもちろん鍋のメニューも。どれにしようか悩む悩む。

鍋もいろいろあります。

鍋もいろいろあります。

と、ここまではウキウキワクワクでした。

本当に辛かった「地獄の鬼辛麻婆豆腐」

メニュー選びで楽しみながら、せっかくだから鍋に行く前に4以上の辛さの“注意書きされた”メニューを頼むことに。そして、味を楽しむなら一番辛いもの、と選んだのが「地獄の鬼辛麻婆豆腐」。辛さのステータスは5です(このとき頼める一番辛い料理)。

ここで店員さんから。

「あのー。本当に大丈夫でしょうか……。辛いですよ」

と。まあ、そうだよなと思いつつ、さらに。

「麻婆豆腐であれば辛さ3のやみつき麻婆豆腐というメニューがありまして。そちらにトッピングで一味や花山椒を追加して辛くすることもできますが。。。」と。

そこまで言われたら逆に食べたくなるのが人情というもの。

馮:「大丈夫ですよ」

店員:「わかりました」

 
(できあがりまで待つこと10分ほど)
 

しばらく経ってまず登場したのがこちらです。

三種の神器ならぬ三種の香辛料が登場。

三種の神器ならぬ三種の香辛料が登場。

店員:「お好みで辛さの変化をつけてください。左から、胡椒、花山椒、当店オリジナルの一味です。一味はとくに辛いのでご注意ください」

ふむふむ。まあ、あとで楽しむかと。

そして登場。「地獄の鬼辛麻婆豆腐」。

唐辛子の大きさ以外、普通の麻婆豆腐に見えますが……

唐辛子の大きさ以外、普通の麻婆豆腐に見えますが……

ご注意:この先、赤太字の部分は想像の200%増しの辛さのイメージで読み進めてください。

とにかくですね。辛い

写真を撮る余裕がないくらい辛い

一言で表現すると辛い。本当に辛いんです。

いやー、ひさびさに辛いの食べたよ。

ちなみに、辛さの種類で言うと唐辛子のあの辛さ

そこに花山椒をふりかけて食べてみたところ、四川風麻婆豆腐のような

とにかくね。もう辛いんです。

そんなこんなで他の料理をほとんど頼む気力もなく、ビール片手にこの麻婆豆腐をひたすらよそって食べる。

完食!

完食!

完食しました!

辛さは辛さを消す~旨辛しょうがホルモン鍋をつつく

もうこのときの味覚はけっこう破壊されていました。それでも「鍋はつつかねばという使命感」と「辛さにやられた弱気」の結果、選んだのは辛さ2の「旨辛しょうがホルモン鍋」。

すでにセットされた状態で登場。心なし、色味が和んで見えるのは気のせい?

旨辛しょうがホルモン鍋。

旨辛しょうがホルモン鍋。

「砂漠の中のオアシスや~」と、ついつぶやきそうになった旨辛しょうがホルモン鍋。火を着けてグツグツと煮込みはじめます。

良い煮具合。

良い煮具合。

良い感じです。やっぱり鍋はいいですね。

さっそくいただきます!

 

味はですね。旨いんです。本当に。でも、全然辛くない。というか、正直あまり味がしなかった(最初のうち)。

出汁スープ。正直辛さはまったく感じませんでしたw

出汁スープ。正直辛さはまったく感じませんでしたw

店員:「こちらの鍋はしょうがの味わいがあるので、また違った辛さかもしれませんし、辛さと言うよりは香りを楽しむ感じですよ」

なんていうフォローをいただきつつ、僕の胃の中でさっきの麻婆豆腐たちが「どんな味も辛さも俺らには勝てないぜ」、そんなセリフが胃の奥から聞こえてくる感じでした。

あえて下処理をし過ぎていないホルモンという印象でした。

あえて下処理をし過ぎていないホルモンという印象でした。

徐々に胃が正常運転になった気になりつつ、鍋を味わいました。うん、ホルモン自体はコリコリっとしていて下処理しすぎていない調理。歯ごたえがいいね。

1周目のホルモン鍋が終了し、2周目に入ります。

追加で頼んだがこちら。身体が欲していたのが優しさです。野菜の優しさに触れたいw

追加の野菜。 ぱっと見イタリアンみたい。

追加の野菜。
ぱっと見イタリアンみたい。

ネタっぽく書きましたが、こちらの鍋料理、いわゆる日本の鍋の具とは違って、洋風野菜が多かったのが印象的でした。胃もさらに正常化してきた(気がした)ので、豚肉も併せて追加。

豚肉も追加。

豚肉も追加。

〆は雑炊。日本人にとって病気で弱った身体にはぴったりですよね(違)。

雑炊セット。

雑炊セット。

パエリア風に〆ました

2周目スタート。

追加の出汁スープで野菜を煮込みます。

追加の出汁スープで野菜を煮込みます。

最初、少しずつ野菜を煮て食べていたんですけど、胃の中がどうにもこうにも収まらず。最後は一気に全部を投入することに。

最後は一気に投入。

最後は一気に投入。

〆の雑炊。というかパエリア的な感じです。これはこれでありですね。

オリジナルパエリア的な。

オリジナルパエリア的な。

全体的に火が通ったところでいただきます。

さつまいもの甘味とホクホク感が良い味を出していました。

さつまいもの甘味とホクホク感が良い味を出していました。

完食です。

ごちそうさまでした。

ごちそうさまでした。

ごちそうさまでした。

味の組み立てを考える

今回、辛い鍋を楽しもうという気持ちがあったんですけど、結果的にはあの「地獄の鬼辛麻婆豆腐」にすべてを持っていかれました。まずくはないんです。美味しいんです。そして、ただただ辛いんです。

今回の教訓:味の組み立てを考える

そう、9回完投をするのであればつねに全力投球だけではなく、チカラの入れ加減を調整するのと同じように。

次に来るときは、味の組み立てを意識しながら、鍋、つつこ。

(文責・馮)

今回つついた鍋

種類: 旨辛しょうがホルモン鍋
店名: 旨・辛・DINING 赤い壺(東京・表参道)
URL: http://www.akaitsubo.com/

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