[鍋Q・四]東京で満喫したタイ鍋チムチュム。そしてトムヤムクン・パッタイ!――日本よ、これが本場タイの味だ
夏といえばBBQ、ではなくて鍋Q
夏が来ました!本当に毎日毎日暑い日が続きますね~
夏と言えば、海に山にバーベキュー!……ではなくて鍋Q!w
そうです。僕たちが提案するアウトドアイベント「鍋Q」にピッタリの季節なんです。
※鍋Qについてはこのあたりをご覧ください。
海外への入口、羽田すぐ近くの平和島で
そんな今回の舞台は東京の城南地区にある平和島。あまり馴染みのない方が多いかもしれません。
平和島は平和への祈りを込められて作られた埋立地。近くには日本と世界をつなぐ羽田空港をはじめ、東京流通センターや倉庫など、各企業の物流拠点として、また平和島競艇場といった娯楽施設があります。
なぜここを選んだのか?
それは、僕の家が近いから――ではありません。平和島にある平和島公園内にはデイキャンプ場があるから。
日々忙しく働いている身としてはせめて土日にはゆっくり遊びたいもの。でも夏真っ盛りのこの時期、キャンプ場やバーベキュー場を借りるには倍率がかなり高くなります。しかも、都心から近いとなるとなかなか見つかりません。
しかし、この平和島公園内のキャンプ場は都心近郊かつドン・キホーテも近場にあり、平日でも借りられるのです。そして、当選確率もまあまあ高い(でも、やっぱり人気は高いですが)。
前置きが長くなりましたが、社会人だって平日に遊びたい!外で遊びたい! そんな気持ちを満たすべく、平日の夜に鍋Qを開催してきました。
前乗りして火起こしから
都心近郊とは言うものの、それぞれの働く場所はさまざま。そこで、メンバーを中心に役割分担。一番家が近い僕は(実はこの日は夏休みで)前乗りして、火起こし担当でした。
こちらが平和島キャンプ場。こういう場所に来ると童心に戻ってワクワクしますね。
ここのデイキャンプ上はA~Cの3ヵ所。A、Bは今回のように竈が4つ。Cはこの2倍のサイズになっています。
調理台と水道もしっかりと。
さて、火起こし……の前に、ビールで喉を潤します。この日は日中34度。ビールに唐揚げ最高でした!
火起こしには欠かせない、固形燃料と火。
すでに鍋Qを何度も経験しているので火起こしは手慣れたものです(自画自賛w)。
さぁ、あとはみんなが来るのを待つだけだ!
東京でつくる本格タイ料理!~タイ専門店で食材を調達
みんなが来る、その前に。
今回の鍋Q、実は一つの大きなコンセプトがありました。それは、
東京で本場タイの味、タイの鍋をつつく
です。
ご存知のとおり、メンバー大崎はタイにハマり、チムチュムをはじめさまざまなタイ鍋をつついてきました。今回、その本場の味を、参加者全員に振る舞ってくれるというのです。
本場の味と言っても、材料は日本のスーパーだよねと思ったあなた。それは違います。東京にはタイの食材が買える場所があるんです。
そのひとつが「アジアスーパーストア」さん。
アジアスーパーストア
http://www.thai-square.com/restaurant/shoukai/shokai_119.htm
自宅でもよくタイ鍋をつつく大崎の「ここであれば本場の味を再現できる食材が見つかる」の言葉を信じ、今回の材料担当はすべて彼に任せました。
それでは調達の模様をどうぞ。
こちらがお店の入り口にある看板。いきなりアジアンテイストですね~
足を一歩踏み入れたら、そこはもうタイです。実際のところ、お客さんもタイ人が多いようで、店内ではタイ語が飛び交っています。
こちらのお店、とくに注目したいのが豊富な野菜類。
名前はよく聞くけどスーパーではめったに手に入らない空芯菜。
チムチュムだけでなく、タイ料理には欠かせないタイハーブ(写真はバイホーラパー)。
タイ生姜。この生姜、実際の鍋Qで香りを嗅ぎましたが、かなり強烈。癖になりそう。
こんな感じで着々と食材の準備を進めて、会場へ移動です。
乾杯!そして、いざ調理
日も暮れ、夜の帳が下りたころ、全員集合です。今回、レギュラーメンバーの日菜子は欠席で、レギュラーメンバー3人+3人の計6人での鍋Q開催となりました。
取るものも取りあえず、まずは乾杯!
そして、鍋Qがスタートです。
そこはもうタイ空間
今回は大崎指揮のもと、準備が進みます。
まずは鍋の準備。
素焼きの土鍋は熱が伝わるまで時間がかかるため、時短のため大きな火を使って予め温めておきます。
こちらはいわゆる出汁スープ。さまざまなタイハーブでチムチュムの味のベースとなる出汁を取ります。
ベースとなるスープを用意しながら、タレや具材の準備も。
チムチュムのメインの具は色々。一般的には豚肉やレバー、牛肉、白身魚、イカなどから好きなものを選んで入れることが多いようです(ミックスもあり)。今回は大崎の個人的な好みで豚肉+イカとなりました。
生イカは皮を剥いで、食べやすいサイズに切ります。
そのイカを捌くのは、タイ人と見間違うほどに日本人離れした外見(大崎談:実際にタイではタイ人から普通にタイ語で道を聞かれたりするらしい)の坂本さん。坂本さんもタイに行くことが多く、そして元料理人との噂で、包丁さばきがすごかった!
そして、たっぷりの野菜とタイハーブを袋から出します。バーベキュースペース一帯の香りが一気にタイっぽく!
忘れちゃいけない。つけダレの準備
それと並行して準備するのがつけダレ。
たっぷりのパクチーに、タイの調味料と唐辛子を混ぜます。
つけダレ完成。これ、本当に写真ではなく味をお届けしたいのですが、伝わらないのが残念!
具材とタレの準備ができたら、あとは鍋に入れるだけ。
その鍋がこれ。古代の土器を思わせる素朴なデザインが魅力です。
ここに具材を投入するだけでチムチュムのできあがり。鍋のシンプルさは万国共通!
火が通るまでしばし待ちます。
ちなみに出汁スープには、先ほど紹介した鉄鍋で用意したスープを使います。この中のタイ生姜の風味が本当にすごくて、好きになりました 🙂
さあて、いよいよ実食!
いよいよ実食!
うわー、楽しみ。今回はチムチュム鍋を2つで。
たっぷりエノキに……
たっぷりタイハーブ!
ここに、豚肉やイカを入れて煮込んでいただきます。
豚、イカとも生卵に絡めます。
今年からの新メンバーのノゾミもそれっぽくw
さてさて。どんな味になるんだろう……ワクワク。
美味い! 本当に美味いです。
こんなに美味しいタイ料理が東京で食べられるなんて。もうタイに行かなくてもいいんじゃないかと思っちゃいます(言い過ぎかw)。
つけダレと辛いチムチュムの具材を一緒に食べることで、不思議とパクチーが爽やかに。
「料理によってはパクチーが苦手だけど、これはパクチーありが美味しい!」と声があがるほど、良いアクセントになっていました。
さらに味の変化を。こちらも大崎がつけダレ用に調達してきたタイの唐辛子。これ、マジ辛いっす。
唐辛子追加で風味が変わってまた楽しめます。辛うま~
そんなこんなでみんなで一気にチムチュムを満喫!
途中、日本酒も楽しみながら。昨年のまんさくの花限定「MK-X」。近々に冷えた日本酒にタイ料理。屋外。オツだね。
パッタイもつくるよ!
さてさて。今回の鍋Qはチムチュムだけではなく、本場のトムヤムクンもつくってくれるとのこと!これは楽しみだ!
なんですが、その前に。なんとなく僕も何かつくりたかったので、パッタイをつくりました。
パッタイに使う麺(クイッティアオ)はアジアスーパーストアにて。
こんな感じで。
まずは鍋でクイッティアオを茹でて。
そのあともやしや生ニラ、干しエビを加えて味付けして完成。なかなか好評でした 🙂
過去最高レベルのトムヤムクンと〆のウンセン
さてさて。またメインディッシュに移ります!
が、実はもうこのころにはみんな楽しく、そして酔っ払っていたためあまり写真がありませんw すみませんw
一気にざーっとどうぞ!
タイハーブでとったダシを使ってトムヤムクンを作ります。
お洒落スポットのお洒落トムヤムクンに見た目は劣りますが、人(鍋)を見た目で判断してはいけません。とにかくこのトムヤムクン、参加者全員が「過去最高レベル」と評する味でした。いつかお店出せるんじゃなかろうか。
チムチュムにも〆がありますよ
チムチュムの残った汁でウンセンを。日本でいうところの〆のうどんです。
ウンセン(春雨)なのでサラサラっと。美味かった~
甘いものは別腹。デザートもあるのがこの鍋Qの芸が細かいところ。
以上、超盛りだくさんの鍋Q・夏・タイ編をお送りしました!
「日本よ、これが本場タイの味だ」 by 鍋、つつこ。
屋外の鍋、やればやるほどハマります。皆さんもいかがですか? 興味のある方は、遠慮無く鍋、つつこ。メンバーにリクエストください! いつでもやりますよw
暑い中、熱い料理と冷えたビールで、鍋、つつこ。