[コソ鍋・拾捌]山の幸を満喫。きりたんぽ鍋をつつく。
大崎です。
3月に入ったとはいえまだまだ寒い日が続きます。こんな日こそコソ鍋。
今回ご紹介するのは「わったりぼうず 五反田店」で食べたきりたんぽ鍋。農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」で3位に選ばれた実績を持つ、鍋界のエースです。
名前の由来は種々あれど
「きりたんぽ」という言葉の響き、なんとなく可愛いですね。
この名前の由来は、
江戸時代に南部藩主(なんぶはんしゅ)が花輪地方(はなわちほう)を見回ったさいに、藩主をもてなすため、食事に木こりや漁師たちの弁当にもっていく「わっぱ」の飯をこねて棒の先につけてたき火で焼いたところ、藩主がおいしいとよろこんで、料理名を問うたところ、短穂槍(たんぽやり:短い穂のついたけいこ用のヤリ)に形が似ていたのでとっさに「たんぽ」と答えたのが始まりといわれています。
とのこと。ちなみに、切る前のものは「たんぽ」で、切った状態のものが「きりたんぽ」だそうです。なるほど。
山の幸がいっぱい
秋田県北部に住むマタギの料理が起源だったとの説が有力なきりたんぽ鍋。具材も山の幸が盛りだくさんです。Wikipediaによると、ゴボウ・マイタケ・ネギ・セリなどに鶏肉・たんぽを加えるのが一般的とのこと。
とはいえ邪道とされる具材もあるようです。
具材については邪道とされるものがいくつかあり甘味と水分が多く出る白菜、風味が変わってしまう魚肉(竹輪などの練りもの)、匂いが変わるニンジン、風味が変わるシイタケは入れない。
出典:Wikipedia
鶏の旨みがたっぷりのやさしい味のスープにたくさんの野菜、そしてきりたんぽ。食べるとなんとなくほっこりした気分になります。
寒さが厳しい秋田の冬で、昔の人もきりたんぽ鍋をつつきながら体と心を暖めたんでしょうね。
番外編
ちなみに店名の「わったりぼうず」とは秋田の方言で、やんちゃ坊主を意味するそうです。「わったり」という語感からはなんとなくゆったりしたイメージを想像しますが、全く逆だったようです。
やんちゃ坊主という言葉が似合う元気な子どもたちは最近少ないように思いますが、ぼくらは寒さに負けずに、、、
元気に、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | きりたんぽ |
店名: | わったりぼうず 五反田店 |
URL: | http://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13034852/ |