[コソ鍋・伍拾漆]暑さを吹き飛ばせ! 老舗で熱いカムジャタンをつつく
毎日暑いです。「暑いというと余計暑くなるから暑いと言うな」とはよく言います無、暑いものは暑い。よって熱い韓国鍋で暑さを吹き飛ばそう! というこの日の幹事さんの声かけで、新宿の韓国鍋の老舗「松屋」さんにお邪魔してきました。ということで今回は大崎がお送りします。
毒を以て毒を制す?
「毒を以て毒を制す」とは、悪いものを排除するために一般的に悪いものとされているものをあえて利用するというある種の必要悪を説く表現です。
が、暑い時には熱いものを食べるという行動はそういったネガティブなものとは似て非なるもので、熱いものを食すことで発汗を促して、その気化熱で体温を下げ、一方で代謝を高めて本来人間の持つ体調の維持機能を高めようという狙いがあるとされます。
今回幹事を引き受けてくれたPさん曰く「韓国は暑い夏こそ熱い鍋で暑気払いをする」ということで、後日調べてみると「以熱治熱(イヨルチヨル)」といって、夏の暑さは熱いもので克服しようという風習が韓国にはあるそうです。
参考:이열치열(以熱治熱)/ 駐日韓国文化院 Korean Cultural Center
なるほど、地域を問わず先人の教えというのはタメになります。ということで今回は韓国鍋の老舗、新宿・大久保の「松屋」さんで韓国鍋をつついてきました!
実はお店に着くまでに苦戦
こちらの松屋さん、実は靖国通りから区役所通りをひたすらまっすぐに進むと、簡単にたどり着くことができます。が、この日の大崎はここにたどり着くまでに、不必要に時間を使ってしまいました……。その概要を記すと。
- その日は新宿三丁目で会議
- 松屋さんの住所が大久保とあったので、てっきり山手線の新大久保から行けばよいと思っていたら、実は違った
- すでに新宿駅の方に移動していたので、慌てて戻る
- 改めて調べると、facebookイベントに登録された地図では東新宿と新宿三丁目のまんなかあたりにピンが。
- そんなとこにあったかな? と思うと、どうも牛めしの松屋の東新宿店をさしてるっぽい
- 慌てて再度調べ直すと、区役所通りをまっすぐいったあたり。なんだ最初の場所から近かったんじゃないか
- という色々で着いた頃には既に汗だく
はい。何事も事前の確認は大事ですね、という教訓でした。
懐かしくも雰囲気のあるお店に到着
ということでお店に到着します。だいぶ長く営業しているということで店構えにも風格を感じます。
お洒落でスタイリッシュなお店もいいですが、こういったエスニックな雰囲気のお店もまたいいものです。
そしてオーダーするは韓国の熱い料理たち
さっそく幹事のPさんのおススメを中心にオーダー。どれも美味しい! 病みつきになりそうです。
ここまではまだ前座です。が、すでにもう韓国料理を満喫、大満足の状態。そこへ満を持して登場するは、この日の主役のカムジャタンです。
甘藷湯とは韓国の鍋料理の一つ。カムジャはジャガイモ、タンはスープの意味。直訳するとジャガイモのスープになるが、ジャガイモのスープはカムジャククといって, カムジャタンは「豚の背骨とジャガイモを煮込んだ鍋」を示す。
また、豚の背骨の別名をカムジャ骨といい、カムジャ骨を使用したスープなのでカムジャタンと呼ぶ説もある。
ゴロッとしたジャガイモとお肉の存在感が凄まじい、野性味溢れる鍋。お店の人ができあがりまで面倒を見てくれます。
見た目は豪快で、真っ赤の色からはさぞ辛いんだろうなーと思いますが、意外や意外。
確かに辛みはありますが、それ以上に肉やジャガイモ・スープの甘味が引き立ち、スイスイいけます。美味しいです! 辛いものがまったくダメ! と言う人には確かにつらいかもしれませんが、それほど苦手でなければ抵抗なく食べられると思います。 お勧め!
このほかにも「鶏の辛い鍋(すみません、韓国名わからず)」も追加で頼み、楽しい韓国鍋の夜は更けていきました。
鍋を肴に語る
さて、この日は仕事で知り合った男4人が集まって色々な話をしました。元同僚の3人と、仕事で接点を持った1人。出自は違えど鍋を囲めば立派な鍋仲間です。
真面目な話からバカな話まで。しゃっちょこばらずにざっくばらんな話ができるのは鍋(と酒)の効用が間違い無くありそうです。
またの再開を約束して、この日は散会となりました。
暑い夏と熱い鍋、熱い話で、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | カムジャタン |
店名: | 松屋(新宿・大久保) |
URL: | http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130404/13000028/ |