[コソ鍋・四拾陸]タイ人も大好きチムチュムをローカル店でつつく
こんにちは。
ここバンコクでも鍋づくし、そのうちタイの鍋大使に選ばれたりしないかしらと妄想中の大崎です(日本側の鍋大使はメンバーの馮、ミス鍋としてメンバー日菜子が理想型)。
先日はバンコクを訪れる観光客だけでなく地元タイ人にも人気というお店、戦勝記念塔近くの「ティダ・イーサーン」で、(ぼくの中での)タイの三大鍋の一つであるチムチュムをつついて来ました。
が、どうも鍋の形がイメージと違ったので、イメージに合致するチムチュムをつつくべく完全なローカル店でチムチュムをつついてきました。
ということで、タイ三大鍋シリーズ第一弾をお送りします。
お好みの具材を注文
来たからには早くつつかねば! ということで、早速注文。
メニューに英語表記はあるものの、ぼくらのテーブルについてくれた店員さんはタイ語オンリーの模様。そりゃそうだよね、観光客なんてそうそう来なそうな立地だし。
なので、こちらも覚えたタイ語を駆使しつつ、わからないところは指さしや手振りも交えて注文。
今回は
- 白身魚
- 豚肉
- えのき
- 野菜のセット
を頼みました。
すり身ボールは「マイミー(ไม่มี:ない)」ということで残念。
諦めることに。
ところで、一緒に頼んだシンハービールですが、チャーンのグラスで出てくるあたりはタイっぽいというかなんというか。でもこういうの好き。
ついでに大好きなソムタムとパックブンファイデーン(空心菜炒め)、ラープムー(豚挽肉のタイハーブ和え)も。
ここのお店の味付けは甘めでしたが、これはこれで美味しかった。明らかに見た目がタイ人ではない、というか日本人なので、辛さを調節してくれてたのかもしれません。辛いの好きなんだけどな。
チムチュム!
具材が来たので早速チムチュムをつつきます。
先日のレポートでも紹介したとおり、チムチュムという料理名は
・チム:จิ้ม(タレにつける)
・チュム:จุ่ม(スープにさっとくぐらせる)
という2つの言葉で構成されています。料理の名前から得る感覚としては「しゃぶしゃぶ」でしょうか。
が、やはり生モノもあるなかで、あまり火が通っていない状態で食すのも怖いですし、何より野菜はしなっとした状態で食べたいタイプなので、日本の鍋スタイル=普通に煮込んでつつきます。
素朴な味を楽しむ
チムチュムの鍋の中にはレモングラスやナンプラー、ナンキョウなどをベースにしたスープが入っています。
これは香りは強いものの、それ自体の味はさほどなく、つけダレを絡めていただきます。おそらく。(おそらくというのは、前回も含めてまだ誰にもタイ人の普通の食べ方を教わったことがないので)
風情のある素焼き鍋で魚に火が通るさま、野菜の色が鮮やかになっていくさまは、見た目にも楽しめます。
白身魚の皿の中心にはタマゴの黄身が乗っていたので、半分を残したところで溶いて絡めて鍋に入れてみました。
これ、タマゴがまろやかで、かつスープをうまい具合に吸ってくれて、白身単体とはまた違った味わい。これはこれで美味しい!
最初はちょっと香りが勝っていた鍋の中のスープも、具材を消化したころにはすっかり良い味に。最後に鍋に残ったスープを味わうのは鍋の醍醐味のひとつですよね。
チムチュムをつつき終わったあとに周りを見回してみると、家族風のグループや恋人風のグループなど、いくつかのグループが来店してきていました。
みな楽しそうに、ワイワイやりながらつついています。
単に時間帯が違うからなのかもしれませんが、昼ご飯を食べにいく食堂などでは食事に重きを置いてあまり会話がない印象ですが、食事と会話で盛り上がるのはやはり鍋の効用なのでしょうね。
おまけ
オーダーを取ってくれてたタイ語オンリーのスタッフのおじさん。食べ終わったあとの素焼き鍋を、なんと素手で持って片付けて行きました。熱くないのかしら? とびっくりしてしまいました。
近くには新鮮な魚貝を並べているお店も。美味しそう。
つついて楽しい鍋の世界。もっともっと、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | チムチュム |
店名: | 不明 |
URL: | Thanon Chan Soi 32あたり |
1件の返信
[…] [コソ鍋・四拾陸]タイ人も大好きチムチュムをローカル店でつつく […]