[鍋、ぶらり。]第拾玖幕・久しぶりの鍋イベント。ニッポン全国鍋グランプリ改め「わこうのほっこり鍋」に行ってみた。
先日メンバー馮がご紹介した、「和光のほっこり鍋」イベント。
われわれ「鍋、つつこ。」は、この前身のイベントである「ニッポン全国鍋グランプリ」に2015年からおじゃましています。
上の記事で馮が書いているように、コロナ禍により直近年の鍋イベントは中止となり、主催者によってイベント名と開催主旨の変更をされつつの、今年久しぶりの開催となりました。
コロナ禍を超えて。笑い声があふれる会場
印象的だったのは、青空の下、笑顔で鍋をつつく人たち。
過去の「ニッポン全国鍋グランプリ」の頃よりは若干人出が少ない印象でしたが、とはいえこの写真を撮ったのは午前11時台。お昼時を迎えるころには人が続々と会場にやってきていました。
過去とは少し違ったイベントの表情が
さて、過去の「ニッポン全国鍋グランプリ」は、次の写真(2020年のもの)のように、全国の飲食店から出店を募り、まさに全国津々浦々の鍋が楽しめる、そんなイベントでした。
しかし今回の「わこうのほっこり鍋」イベントは、以下のような主旨で開催されていました。
そして、また、開催時期となる1月が近づいてきました。過去2回とも、開催告知はされていたもののコロナの感染状況により中止。そして、2023年は、あらかじめ「和光のほっこり鍋」という名称、そして、以下の開催趣旨にて開催が予定されています。
コロナにより人との接触も減り、地域コミュニティも希薄になってしまっています。そこで和光市民の親睦・交流・つながりを深め、さらには支え合いを大切にする地域の絆づくりを広げていくことを目的に、市内の団体が連携し、和光の冬の風物詩である「鍋」を活用したイベントを開催します。
「和光のほっこり鍋」出店募集より
「ご当地鍋づくり・地域コミュニティの醸成・災害時の炊き出し訓練の一環・食育の推進・家族の団らんづくり」のためのイベントにご参加下さい!
コロナ禍によって、自治会等に代表される身近な共助の仕組みが機能しなくなる中、これまでの「鍋イベント」資産を活かして地域の繋がりを取り戻そうというもの。
その主旨を反映してか、今回のイベントでは鍋以外の出店、ブースも存在感を発揮していました。いくつか写真で紹介します。
地域の子どもたちに向けたブース
鍋料理以外の地元店舗の出店
このように、これまでの外から呼ぶタイプのイベントではなく、地元で盛り上げようという意思を強く感じるイベントになっていました。
その意味でとくに印象に残ったのが、こちらのブース。
こちらを出店していた「ひろとみ」さん、実は和光市駅から会場に向かう道で実店舗を営業しています。帰りに覗いたところ、本日休業の張り紙が。このように地元の店舗がいくつも出店協力している姿は、これまでの全国志向のイベントでは見られない風景でした。
運営側の思いをこちらでも感じた、そんな風景でした。
これまでと変わらない風景と賑わいも
一方で、これまで同様の鍋ブースの賑わいも健在。
過去にグランプリを受賞している地元店舗の「牛すじシチュー鍋」には、早い時間から長い行列が。
「ニッポン全国鍋グランプリ」の名残を感じるこのような光景は、昔からこのイベントに参加している自分としても嬉しく、そして懐かしく感じました。
そして今回つついた鍋はこちら
いろいろな鍋があるなか、今回私がつついたのは「鴨せり鍋」。
会場がある和光市から2駅の下赤塚駅近くに店舗を構える源希さんの鍋です。ここでも地元密着ですね。
スーパーでは買えない、立派な根っこのせりと鴨の脂の旨味を十分に楽しめました。ごちそうさまでした。
ゴミ回収の仕組みも健在
この和光市のイベントは以前からゴミ回収にひと工夫をしていたのですが、それも健在。
短時間の滞在でしたが、主催者発表にある「和光市民の親睦・交流・つながりを深め、さらには支え合いを大切にする地域の絆づくり」の場は、充分に体現されていたと感じました。
和気あいあいと、そして混雑するイベントにありがちなトラブルも見受けられず、雲ひとつない青空の下、みなさん楽しんでいたと思います。私ももちろん楽しめました。
これからどんどんこういったイベントが復活して、もとの賑やかな光景が見られるようになるのが楽しみです。次はメンバーみんなで行きたいな。
鍋、つつこ。が「ニッポン全国鍋グランプリ」にお邪魔したときの記事をいくつかご紹介しますので、よかったらこちらもどうぞ。
一覧ページから、もっと多くの記事が読めますので、ぜひ。
(文責:大崎)