[コソ鍋・漆拾壱]本州最北端、青森で割ってつついた八戸せんべい汁
馮です。こんにちは。
ジャイアンツ、セ界制覇!V3達成!
巨人が優勝しました!3年連続36度目のセ・リーグ制覇!優勝の瞬間は、メンバー大崎と鍋、つつこ。ファミリーの藤巻さんや並川さんとともに白子鍋、鮟鱇・鮟肝鍋をつついていました。その模様は改めて。
ぜひとも今年はまた日本一を奪還してほしい!
さてさて。前置きが長くなりました。9月に入り、鍋のシーズンが始まったこともあり、僕たちの活動がまた活発になってきました。そんな中、今回紹介するのは、りんご生産量日本一として有名な青森、八戸の郷土料理「せんべい汁」です。
先日、あおもりIT活用サポートセンターさん主催の電子書籍ワークショップにお招きいただき、電子出版・書籍に関するプレゼンとワークショップに参加してきました。
ちなみにそのときのワークショップの模様はこちら。良かったらご覧ください 🙂
9/20(土)開催!「プロに学ぶ、電子書籍出版の前に考えるべきこと」ワークショップが終了しました。
http://www.aoit.jp/5875.html
その際、イベント前日の夕飯時に現地の皆さんにコーディネートしていただいたお店でたらふく青森の海の幸、そして、魅力的な日本酒を思いっきり満喫したわけなんですが、鍋、つつこ。の一員としては、刺身や鮨、日本酒もいいけど、やっぱり鍋もね!ということで、皆さんと解散した後、夜の青森をふらふらと鍋探しの旅に出かけました。
そこで見つけたのが、青森駅前の「居酒屋 弁慶」さん。
2Fのお店で、階段をあがるときから「せんべい汁」の文字が。これは期待!
さっそく座席に案内されると、夜も遅い時間だったせいか個室を独り占め。
そして!着席した瞬間にこんなメニューが!!!
いやー、どうしよう。すでに満腹だったんだけど、どれも食べたくなりました(笑)
何はともあれ、まずは酒。こちらでは青森の地酒、亀吉の特別純米をいただきました。旨い。
そして、せんべい汁をオーダーし、登場。じゃーん。
せんべいがなければ普通の鶏すき鍋風。でも、せんべいがあるだけで、一気に青森・八戸の郷土料理に。
主役のせんべい。調べてみたところ、こちらは南部せんべいの中でも「かやきせんべい」と呼ばれる、せんべい汁用に焼き上げたものだそう。ふむふむ。
まずは割ります。
鍋が煮立ってきた頃合いを見てせんべいを投入。
いい感じに出汁を吸い込んでいますね。待ち遠しい。
動画でもどうぞ。
まずはあっさりとした感じのタイミングでよそって。
とにかく、なんと言ってもせんべいです。せんべい自体が、醤油やみりん、山の幸、鶏が煮込まれてできた出汁が思いっきりすって、とても硬かったせんべいが、ちょっと歯ごたえのある、お麩のような独特な歯ごたえ、そして安心する味わいに。
とにかく旨い!
そして、さらにもっと煮込むとこんな感じに。
せんべいが出汁を吸い込み、どこか懐かしくもあり、そしてほっこりとする味わいに。まさに日本の味。郷土料理。
ぺろっといただきました。
ちなみに。このお店、鍋の種類がすごく豊富で。いやー、これは他のメンバーと来てまたつつきたい!
せんべい汁の発祥の由来は
こんなに素朴で旨いせんべい汁、いつ生まれたのかきになるところ。ということで、まずはさっそくWikipediaで調べてみたところ。
せんべい汁は、江戸時代後期の天保の大飢饉の頃に八戸藩内で生まれたとされる。その後200年余りに渡って現在の南部地方一帯で食べられてきた。
(Wikipediaより)
ふむふむ。江戸時代後期ということは、約250年前から。なかなか歴史があります。
さらにネットを調べてみたらこんなすてきなサイトを発見。
八戸せんべい汁研究所
http://www.senbei-jiru.com/
こちらのサイトを調べたりしてみると、青森の郷土料理というよりは、八戸を中心に、青森県南~岩手県北の南部藩と呼ばれた地域で食べられてきた鍋のようです。このあたりは、江戸時代の幕藩体制や、その後の廃藩置県などの影響がありそう。こういうのを調べて知ることができるのもの、僕たち鍋、つつこ。の活動の醍醐味です。
それから南部と言えば、南部鉄器。今度は南部鉄器探しに、みんなで鍋、ぶらり。をしてみたいなぁ~
最後に。今回の八戸せんべい汁(以降、八戸を付けます)をつついた青森はこれまでの活動範囲の中で最北端。僕たちの活動範囲がさらに広がりました。
これからも日本全国津々浦々、日本の文化、郷土の味を探して、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | 八戸せんべい汁 |
店名: | 居酒屋 弁慶(青森) |
URL: | http://tabelog.com/aomori/A0201/A020101/2005872/ |