[コソ鍋・漆拾]夜のルンピニー公園でチムチュムをつつく


このところ外を歩いて道ばたにコスモスが咲いているのを見ると、ああ秋だなあと感じます。

収穫の秋、食欲の秋。そして待ちに待った鍋のシーズンインです。鴨鍋、あんこう鍋、寄せ鍋、水炊き…… つつきたい鍋はたくさんあります。

Wikiで日本の鍋料理を調べてみると、有名なものからまだ知らないものまで、色々な鍋の種類があります。これ、全部制覇するまでにはどれくらいかかることやら。

さてさて。今回はそれらの鍋ではなく、出張先のバンコクでタイの3大鍋料理の一つ、チムチュムをつついてきましたのでそちらをご紹介。

実はこのチムチュム、過去にも何回か紹介しています。

上記の記事でも紹介していますが、タイスキやムーガタ(これはほぼ焼肉だけど)と並んで、タイ人が大好きな鍋料理の一つです。

このなんともかわいらしいチムチュム(จิ้มจุ่ม)という名前の由来ですが、

  • チム:タレにつける
  • チュム:スープにさっとくぐらせる

という言葉の組み合わせが料理の名前になっているそうです。

スープはタイの香草をふんだんに使い、複雑な香りですが後味はスッキリとしていて箸が止まらなくなる味。具を煮込む程に味がかわるため、最後まで飽きずに楽しめます。

ルンピニー公園の屋台村へ

さて今回行ったのは、バンコクの中心部にあるルンピニー公園。東京ドームの40倍ほどの広さをもつ大きな公園は、夜になると屋台村で賑わいます。

北西の駐車場スペースにたくさんの灯り

北西の駐車場スペースにたくさんの灯り

屋台村で大勢の人が料理を楽しむ

屋台村で大勢の人が料理を楽しむ

この屋台村、屋台によってテーブルクロスの色が違うようです。今回は緑のテーブルクロスのお店に着席。

まずはおもむろにビールなどを

9月の終わりといえど、タイはまだ雨期。とっても蒸し暑いので、まずはビールです。

氷と一緒がタイスタイル

氷と一緒がタイスタイル

ラープムー。豚挽肉とハーブを炒めたもの

ラープムー。豚挽肉とハーブを炒めたもの

タムタイ

タムタイ

おつまみに定番のタイ料理などを頼みつつ、この日のお目当てチムチュムをオーダー。

素焼きのポットで登場

そしてやってきました。チムチュムの素焼き鍋。

タイの香草がたっぷり

タイの香草がたっぷり

素焼きの七輪と鍋

素焼きの七輪と鍋

素焼きの七輪と炭火、その上に素焼きの鍋という組み合わせは民族料理観がたっぷりです。

今回は豚肉とイカをメインにオーダー。たっぷりの空心菜や白菜、きのこなどと一緒に運ばれてきます。早速野菜をちぎって入れ、お肉も入れてと、チムチュムを楽しみます。

野菜はほぼそのままの状態で運ばれてくる

野菜はほぼそのままの状態で運ばれてくる

ちぎっては入れ、ちぎっては入れ

ちぎっては入れ、ちぎっては入れ

豚肉。黄身を溶いて絡めて入れます

豚肉。黄身を溶いて絡めて入れます

こちらはイカ。ボリュームたっぷり

こちらはイカ。ボリュームたっぷり

色々な具材のエキスで良い味に

色々な具材のエキスで良い味に

スープは最初の状態でも美味しいのですが、いろんな具材を煮込むほどに味が変わり。ほんとに美味しいです。オススメ!

最後は春雨

最後は春雨

最後はそのスープの味をいっぱいに吸った春雨で〆と相成りました。

おまけ:朝のルンピニー公園

ところでこのルンピニー公園。朝早くにはランニングや太極拳、エアロビなどの運動を楽しむタイ人や朝市で賑わい夜とはまた違った雰囲気です。

南の入り口にはラマ6世の銅像が。朝日を背景に受けて神秘的に輝く

南の入り口にはラマ6世の銅像が。朝日を背景に受けて神秘的に輝く

朝は朝市で賑わう

朝は朝市で賑わう

美味しそうな果物や野菜類がそこかしこに並ぶ

美味しそうな果物や野菜類がそこかしこに並ぶ

園内には可愛い猫も(たぶん野良)

園内には可愛い猫も(たぶん野良)

外の通りには朝ご飯を出す屋台が並ぶ

外の通りには朝ご飯を出す屋台が並ぶ

まだ気温が上がりきらない朝早くから体を動かし、朝ご飯を屋台で食べて帰る、というのが健康に気を使うタイ人の朝ルンピニーの定番の過ごし方だと現地のスタッフが教えてくれました。

朝早くの運動に栄養たっぷりの鍋。健康的でいいですね。今度は朝のエアロビに混ぜてもらおうかな(笑)。

 

健康的に、鍋、つつこ。

(文責・大崎)

今回つついた鍋

種類: チムチュム(จิ้มจุ่ม)
店名: ルンピニー公園屋台
URL: なし


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