[鍋考・参]鍋奉行犯科帳を読んでみた
馮です。こんばんは。
もう8月になりますね!
鍋、つつこ。的には暑いときの鍋を調べつつ、周辺領域も調べています。
今回は「鍋」をキーワードにした書籍のお話しです。
鍋で検索
まずはAmazonで「鍋」をキーワードに本で探してみるとこんな感じ。
やくざとかはさておきw、基本的にはレシピ的なモノが出てきます。
それではつまらないので、Kindle(電子書籍)かつ「日本の小説・文芸」という条件に絞って出てきたのがこの本です。
ということで今回はこの本の書評を。
食文化を追求する
この本では、鍋がメインではなくて、主人公の名前が「大邉久右衛門」、あだ名が「大鍋食う衛門」ということで鍋とつながります。
鍋を含めた食を軸にした構成がこの本の見どころです。読んでると、ますます美味しいモノが食べたくなります 🙂
その中でも、とくに印象に残ったのが登場人物の一人、すゑの台詞。
ひとは毎日、美味しいものを食べて、寝て、明日からまたがんばろうて思いますのや。やすうても美味しいものはなんぼでもおます。
いやー、まさにその通り。食が満たされたら日々がんばろうって思います。
それと、文字だけで食という感覚を表現できるのはすごいですね。僕たちもこのブログでそうなれるように頑張ります!
ちなみに、この本はナツイチ2014にも選定されている本なので、読書好きの方はぜひ!
http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/top.html
(文責・馮)