[コソ鍋・弐佰拾漆]再開発が進む武蔵小山にある西海で再会。絶品塩ちゃんこ鍋をつつきながら、NYCの鍋事情について聞く
2年半振り2回目の登場、西海
今年春から本格的に再開発工事がスタートした街、武蔵小山。とくに駅前および規模の大きさでも有名な商店街近辺の再開発が進んでいる模様です。
そんな武蔵小山にも魅力的な鍋の店がたくさんあります。その1つが「西海」さん。鍋、つつこ。としても2回目の訪問です。
今回、ニューヨーク(NYC)在住の元同僚がお盆で日本に戻ってきていて「美味しいちゃんこ鍋が食べたい」ということで行ってきました。はたしてNYC住人の口に合うかどうか。
ちゃんこ鍋の醍醐味、ボリューム感
年季の入った店の入口。看板の重厚感がいいですね(写真がややボケなのはご愛嬌w)。
机の上の箸と皿も西海仕様。
さてさて。席について、まずはこちら。特製のもつ煮込み鍋。毎回来るたびに、このもつ煮込みだけずっと食べていたいと思う一品です。
さらに今、こちらで飲むビールは「東京づくり」(キリン)。東京のこだわりです。
喉が潤ったところでさっそくちゃんこ鍋をオーダーです。今回は個人的にもオススメの塩味で勝負。
鍋の登場の前に出てくるのがこれ。西海のちゃんこ鍋と言えばこのすりごま。これがまた鍋に合うんです。
どーんと登場。2人前なのにこのボリューム。
グツグツ煮込んで、よそっていただきます!
もちろんすりごまの器によそってね。
鍋をつつきながら、今日のゲストに味を聞いてみたところ「美味い!」の一言。パクパク食べていました。連れてきた甲斐がありました。そして、鍋、つつこ。のメンバーとしても面目躍如 🙂
〆のちゃんぽんもあっという間になくなりました。
前回もお伝えしましたが、西海さんは鍋以外にもいろいろな料理が美味しいんです。こちらの串焼きもその1つ。ボリューム感と焼き具合が絶妙。
ところでNYCにちゃんこ鍋ってあるの?
さて、今回は3名でお邪魔して、いろいろNYCのことを聞きながら話に花が咲きました。参加者全員が野球好きなんで、基本的には野球の話が中心でしたが(ちなみに巨人ファン・ヤクルトファン・阪神ファンの3名でした)、途中、NYCの日本食事上に話題が移り。
NYC在住の元同僚いわく、「日本に帰ってくるとラーメンが食べたくなるね。やっぱりラーメンは日本が一番」とのこと。実際、今は、アメリカ東部でラーメンブームだそうですが、味が足りなかったり、それなりに美味しいものは値も張る(価格に税金・チップを含めると20USドル(2016年8月現在で2,000円)ほど。確かに高い!)とのこと。
たしかに日本のラーメンは多様で、たとえば、品川にあるラーメンストリート品達は、中国からの旅行者の観光コースの1つにもなっているぐらい、日本のラーメンは今や世界に誇れる日本食の1つと言えそうです。
ところで鍋は?
ということで「NYCの鍋事情は?」と質問してみたところ、和食の店をはじめ、ほとんど食べられる、いや、つつける店はないとのこと。しいて言えば、韓国料理の店でチゲ鍋があるといった具合。
人種のるつぼ、世界の交差点と言われているNYCであれば、世界各地の鍋が集まっているんじゃないか?なんていう想像もしたんですが、鍋は「nabe」ではなかった模様。
ものは試しと、オンラインで「ちゃんこ鍋」「chanko」で検索してみたところ……。
まずは日本版Yelp(.co.jp)。
続いて英語版Yelp(.com)。
2016年8月15日時点、日本語版・英語版、いずれのYelpの結果も4店舗しか出てきませんでした。しかもあきらかにちゃんこ鍋がつつけそうなのは上3店舗のみ。
ちゃんこ鍋はまだNYCではマイナーなのか。野球で言えば3A、いや、2A、1Aか。
鍋、つつこ。としては、日本はもとより、世界にも鍋を伝えていかなければ!そして、3,000本を達成したイチローやワールドシリーズMVPを獲得した松井のようにNYCの皆さんに愛される鍋にしなければ!
なんて、お酒のチカラを借りて(お相撲さんのガタイぐらいに)気が大きくなりながら、そして、美味しく楽しく鍋をつつきながら、旧交を温めた夏の夜でした。
いつかニューヨークを訪れて、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | ちゃんこ鍋(塩) |
店名: | ドスコイ酒場 西海(東京・武蔵小山) |
URL: | http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131710/13008362/ |