[鍋考・拾漆]鍋パン、ご存知ですか?~にっぽんネットショップ祭で見つけた鍋の可能性
大人気おみやが集結!「にっぽんネットショップ祭」
先日5月17日の日曜日、GMOペパボさん主催のイベント「にっぽんネットショップ祭」が開催されました。
場所は神田にある3331 Arts Chiyoda。小学校だった場所をリノベーションして、アートや音楽などさまざまなテーマのクリエイターに場所を開放しているスペースです。当日は晴天にも恵まれ、絶好のイベント日和でした。
会場内の装飾はとてもポップ。老若男女、誰もが気軽に入りやすい空間になっていました。
そんな中、今回注目したのはこちら。
その名も「おみやマーケット」。にっぽんの新しいおみやげ、発見!をテーマに、47都道府県で手に入る「おみや(おみやげ)」を集めた1日限定の即売会が行われたのです。この中から、今回は北海道から参戦した「王様のパン」さんをご紹介します。
無水鍋でつくるパン、その名も「鍋パン」
王様のパンさんのブースです。
まずはロゴをあしらった垂れ幕が。
ブースにはオススメのたくさんのパンがところ狭しと飾られ、そしてもちろん購入できます。
よーく観ると……。左上に鍋がありますね。そう、これが今回の主役です。
これは「鍋パン」と呼ばれるもので、無水鍋を使って焼いたパンの総称です。初めて聞いたとき「鍋でパン?」と思ったのですが、無水鍋を使うと手軽にパンが焼けるそう。ちなみに店名の由来は「最初のころ、鍋焼きパンが蓋までピタッととどかなかったとき、モコモコと山形状に焼き上がりその形が王様の冠の似ているところから“王様のパン”と名付けました。」とのこと(公式サイトより)。
無水鍋で焼くパン
この王様のパンの「鍋パン」、最近はいろいろなメディアでも取り上げられとても有名、そして美味しくて大人気!今回、にっぽんネットショップ祭に合わせて即売会が行われました。もちろん、会場では1、2を争う人気を集めていました。
それではいくつかご紹介しましょう。
これはリーンな鍋パン(レーズン入り)。「リーンな」とは「材料がシンプルなこと」を意味するそう。粉、パン酵母、塩、水を混ぜ合わせた、シンプルな素材でパン種をつくり焼き上げまたパンのことを「リーンなパン」と呼ぶのです(今回調べて初めて知りました)。
こちらはかぼちゃの鍋パン。かぼちゃの色味、黄色が鮮やか。食欲がわきますね。
鍋パンのつくり方・焼き方
この鍋パン、どのようにつくるかというと、焼き方は至って簡単(だそうです)。無水鍋にパン種を入れて、あとは時間を見計らって焼くだけとのこと。ただ、この焼き加減がポイント。公式サイトによれば……
焼きあがると鍋の形がくっきりと姿を現すように、鍋のカベで味・香りを外に逃すことなく、グルグルと充満しながら焼きあがります。鍋の大きさも作用し、風味豊かなおいしさが持続します。天然酵母パンの一番おいしい焼き方と自負しています。
たしかに、この鍋の形にするのはそうそう簡単にはできなそうですね。まさに王様のパンならではの技でしょうか。
こちらでは鍋パン以外にも、食パンや全粒粉パンなどいろいろなパンをつくっています。会場でも紹介されていました。
そして、看板の鍋パン、開場から2時間と経たずに完売。いやー、すごい。ここが一番売れているショップだった気がします。
ちなみに、鍋、つつこ。メンバーとしてはゲットしなければ!ということで、しっかりと1カットゲットできました。レーズン入りのリーンな鍋パン。美味かったです!
当日買えなかった方、この記事を読んで食べたくなった方はぜひネットショップにてお買い求めください!w
王様のパン
http://osamapan.com/
こちらのにっぽんネットショップ祭、さまざまなショップの出店やトークセッション、また主催のGMOペパボさんが開催している「カラーミーショップ大賞2015」の結果発表・表彰式が行われるなど、大盛況の中、閉幕しました。
鍋は最強の調理器具?
さてさて。
今回、ちょっと違った視点で鍋について取り上げてみました。これまで、僕たち鍋、つつこ。の活動では、いわゆる鍋料理(出汁スープに具材を入れて煮込む)というものを対象に、日本各地、さらにはタイ・バンコクにまで足を運び、美味しい鍋を探し、見つけ、つついてきました。中には、焼くスタイルのもの(ジンギスカン・ムーガタ)や炊くもの(土鍋ご飯)といったものもありましたが、大きくは変わらない調理法。
そんな中、今回みつけた「鍋パン」は、鍋の可能性をさらに広げる調理法なのではと思った次第です。
こんなにいろいろな料理を生み出せる鍋って、もしかすると最強の調理器具かも 🙂
(文責・馮)
今回紹介したネットショップ
種類: | 鍋パン |
店名: | 王様のパン |
URL: | http://osamapan.com/ |