いよいよ2016年リオオリンピックの開幕が間近ですね。
ロシア陸連のドーピング疑惑や現地の運営・デモなどの報道によって、集中して楽しめない状況下にはありますが、なにはともあれ日本選手にはぜひ頑張ってほしいところ。
そして、4年後はいよいよ東京オリンピック。個人的には野球とソフトボールにぜひ復活してもらいたいところですが、そこれはそれとして、これまでのオリンピック同様に各国からたくさんの人が日本にやってくるんでしょうね。
ソフトターゲットを狙うテロも心配されているところではありますが、とはいえ、日韓ワールドカップの時と同じように、日本人として、しっかりと海外からゲストを迎えてあげたいところです。
ちなみに日本政府観光局の報道発表によると、2016年6月の訪日外客数は昨年同月比で約24%の伸びとのこと。
- 訪日外客数2016年6月推計値を発表 前年同月比23.9%増の198万6千人
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/
うち、特に韓国(347,400人、同38.1%増)・中国(582,500人、同26.0%増)の伸びをはめざましく、台湾(397,800人、同15.2%増)と香港(163,100人、同19.0%増)も加えた日本の近隣国・地域からの訪日客数は、合算すると総人数(1,985,700人)の約75%にものぼります。
一部の報道でも言われているように政治的な対立がないとは言えないものの、民間レベルでの熱量はけして低くないことが、この数字からも読み取れますね。
さて、今回はそんなお隣中国から進出したアツい本格火鍋のお店、池袋にある「海底捞火锅」で本場の火鍋をつついて来ました。
ネオンの先にある異国
海底捞火锅のお店は池袋西武口から歩いて数分。
「♪ふっしぎなふっしぎないけぶくろ〜 東が西武で西、東武〜」で有名なビックカメラのCMソングにあるとおり、このお店は西武百貨店がある東側です。
そしてこれまた紛らわしいのですが、ビックカメラがある普通の東口ではなく、西武池袋線が近くにある西武口から出るのが最も近いルートです(地下道を通って南池袋・雑司ヶ谷方面出口を使うと喧噪を避けられるのですが、これは池袋駅の上級者向け)。ああ、まぎらわしい。
こちらのビルが海底捞火锅が入居しているビル。5F/6Fに看板が出ています。
しかしここにひとつ罠が。どこから見ても入り口が正面にありそうなこのビル、実は店舗へ上がるエレベーターは真裏にあります。最初、勘違いしてなかなかたどり着けなかったのは、はい、私です。
無事に店内にたどり着くと、そこはちょっとした別世界でした。
まず圧倒されるのは広いスペース・高い天井。そして派手な照明。店員さんの中には日本人は見当たらず、お客さんもおそらく中国の方。
店員さんの一部は流暢な日本語を操るのでオーダーなどに困ることはありませんが、とはいえ、よくある居酒屋とはやはり雰囲気が違います。
そんなちょっとした非日常の雰囲気を味わいつつ、中国語も操る鍋仲間・和さんにオーダーで使える中国語をレクチャーしてもらいつつ、今度は火鍋を味わいます。
あ、ちなみに覚えたのはこれだけ。
再来一杯 (zài lái yī bēi)。「もう一杯」だそう。
とにかく種類が凄いぞ。海底撈火鍋
さて、今回のオーダーはその和さんに完全にお任せ。
スープは写真の右下から時計回りで、
- 麻辣
- キノコ
- トマト
- 白湯
の4種で出てきました(1 / 2 / 4種類から選べるもよう)。
ここに、野菜やお肉、付け合わせの色々が、広いテーブルにあっというまに敷き詰められていきます。これ、完食できるんだろうか(結果的には追加したので杞憂)。
また、特筆すべきはつけダレ。
店の一角につけダレコーナーがあるのですが、ここの種類がすごい。
ここにあるタレや薬味を自分好みに調合して、つけダレをつくるのが(どうやら)ここのスタイルのようです。
が、なんかいろいろありすぎて、何をどう混ぜれば良い感じになるのかわかりません。
とりあえず辛いモノ好きなので、辛そうなものをなんとなく混ぜてつけダレを作りました。これはこれで美味しかった。
さあ、いろいろ準備ができたところでさっそく本場の火鍋をつついてみます。
今回は4種類のスープをオーダーしましたが、麻辣と白湯はよく見かける盤石の組み合わせですね。
ぼくは辛いのが好きなのでもっぱら麻辣で。山椒の辛さがきいていて、ぴりっと美味しい。たまに口直しで優しい味の白湯をつつくと、これはこれで良い感じ。
ちなみに辛いのが体にすぐ影響するメンバー竜の様子はこちら
サービスも丁寧。エンタメ性もあり
さてここで話題をちょっと変えて。
海外の一般的な飲食店でのサービスというと、若干ぶっきらぼうな印象を持つ方も少なくないかと思いますが(若干偏見や固定観念も影響していそうですが)、ここはまったく違います。
常に店内の様子を気にされていて、具材を入れたりなど鍋の面倒も見てくれますし、おしぼりも適度なタイミングで取り替えに来てくれます。正直あまりスタッフサービスに期待していなかっただけに、新鮮な印象です。
実際、本国中国でも、このスタッフのサービスレベルが人気の一因にもなっているそうです。
そして、そんなきめ細やかなサービスに加えて、エンターテイメントの要素があるのもまた人気の秘密かもしれません。
それがこれ。
〆に麺を頼めるのですが、できあいが出てくるのではなく、目の前でパフォーマンスを交えながら作ってくれます。
これは楽しかった! ショー的な要素があると、一気にテンションがあがりますね。
さて、火鍋に限らず、鍋料理の大部分はスープも具材もつけダレもさまざまな種類があって、その組み合わせは膨大になりますが、いずれの組み合わせでも美味しくいただけてしまうのは、やはり鍋の器の大きさ・広さが為せる技なんでしょうね。
一方でスタイルとしては対極にある「出汁しゃぶ」のようなシンプルな鍋もあるあたり、鍋の多様性は民族の多様性とともにとても興味深いもので、鍋、つつこ。としてはますますたくさんの鍋に触れていきたいところです。
ま、なんにせよ、大いに飲んでつついて、楽しんで。
普段とは一風変わった雰囲気を存分に楽しめました。みなさんもぜひ足を運んでみては?
異国情緒で楽しさいっぱい、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | 火鍋 |
店名: | 海底捞火锅(東京・池袋) |
URL: | http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13187484/ |