こんにちは。大崎です。
鍋業界には鬼門とも言える暑い夏。それでもなんとか鍋を盛り上げよう! ということで、冷製の鍋を日々開発し、次々リリースしています。メンバーの馮も日々それらの冷製鍋の開拓にいそしんでおり、その様子はこちらでご覧いただけます。
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こういった季節ものの新鍋に加えて、比較的前からではありますが、美肌コラーゲン鍋やトマト鍋などのこれまでに無かったタイプの鍋も多くなって来たように感じます。そういった一種の変わり鍋ブームの中、正統派に類するのでは? という鍋に異国バンコクの地で出しているのをネットで見つけたので、早速つついてきました。
バンコク日本人居住エリアの端、エカマイへ
今回訪れたのは、バンコクでも有数の日本人居住区であるプロンポンやトンローにほど近い、エカマイ。このあたりは日系企業や日本語で書かれた看板だらけ。ちょうど日本は夏休み期間ということもあって、日本人駐在員の家族と思われる人達がたくさんいました。BTS(バンコク都内を運行するスカイトレイン)の中でも日本語を話す人がたくさんいて、一瞬ここどこだっけ? という感覚に見舞われます。
ということで、エカマイ駅に直結した「Gateway Ekamai」へ。
もうエントランスからして日本です。日本人御用達の飲食店、薬局、クリニックなどいろいろな店舗が集合しています。
そんな日本をデフォルメしまくった建物内の1F奥に目的の「ひな家」さんがありました。
鶏が美味しいひな家さん
屋号に「ひな(雛)」とあるぐらいで、鶏料理に自信をもっていそうなひな家さん。調べると日本は讃岐地方丸亀の地鶏を、バンコクでも美味しく食べてもらおうと開店したお店のよう。
ということで、早速オーダーしてみます。
まずはおつまみを
日本の居酒屋の定番メニューですが、美味しくいただけます。
そして真打ち登場
鍋界の四番バッター、王道中の王道とも言える土鍋で登場した鶏寄せ鍋。期待に胸が膨らみます。
フタを開けてみると、なんとも美味しそうな鍋の具材。鍋は盛りつけが重要ですよね。
自分で好きなように作るのも鍋の楽しみの一つですが、見た目も大事。自分もなかなか上手く盛りつけられません。自作鍋スタイルの場合、既にスープが入っている状態に具材を入れるため、どうしても散らばってしまうんですよね。おそらくこれは盛りつけたあとにスープを注いでいると思われます。
(※ちなみに鍋Qでは、メンバー馮の鍋奉行仕事に同じくメンバー日菜子が「名状しがたい鍋」というダメ出しをしています)
見てもわかるとおり、鶏寄せ鍋には鍋の王道とも言える具材が詰まっています。
- 鶏もも
- 鶏団子
- 白菜
- ニンジン
- 青梗菜
- しめじ
- シイタケ
- ネギ
- 豆腐
この主役と脇役がバランスよく並んだラインナップを見ても安心感と信頼感が生まれます。まるで森監督時代の西武ライオンズのよう。
ぷりっとした鶏肉や、下味がしっかりついた鶏団子はとても美味しくいただけます。
スープはあっさりしつつも、しっかりとしたお味。最初は透明感から薄味なのかな? と思いましたが、ごまダレやポン酢といったつけダレを必要とせずにそのままでも十分美味しくいただけました。スープで具材の味を殺してしまわないあたりもとてもよいチームづくりです。
ということであっという間に空っぽに。美味しかった!
が、まだまだ試合は続きます。
そう、鍋の〆を飾るのは炎のストッパー、卵雑炊。威風堂々で登場です。
最後の最後まで鶏の旨みを味わえました。美味しかった!
おまけ
ところで、バンコクに数多くある日系の料理店ですが 、日本の平均的なレベル(ここは主観が入りますが)と比較しても総じて質が高いように思います。やはり異国の地で生活をしている邦人を迎える場として、中途半端にもてなせないというオーナーの思いがそこにあるのでは? と思いました。こういった店の存在が、現地の日本人の元気を支えているんでしょうね。
もっともっと日本の良さを探しながら、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | 鶏寄せ鍋 |
店名: | ひな家(バンコク・エカマイ) |
URL: | https://www.facebook.com/hinayathailand |