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[コソ鍋・弐佰伍]鶏・鶏・鶏の鶏づくし。華味鳥で水炊きをつつく

先日「鍋部長」で紹介した華味鳥さん。

過去にランチでつついた華味鳥の水炊きですが、今回はディナータイムでつついてきました。

これでもか、というぐらい鶏を堪能

じつはこちらのお店、ランチも人気です。

以前ランチで訪れたときはすでに満席で入れず。この日も予約ナシだったのですが、時間が少々早いこともあって運良く入ることができました。

銀座四丁目の交差点近くのビルの地下一階に入り口が

席につくとお通しが。

ちなみに明太子とおきゅうとは一説によると博多人のソウルフードだそう(そうなのかな?)。

お通しは明太子とおきゅうと

メニューを見ると魅力的な品がいっぱい。水炊きの前に色々オーダー。

季節の華味鳥サラダ。彩りが綺麗

華味鳥生ハムと親鳥たたき盛り合わせ。香りを楽しむ燻製と、食感を楽しむたたきと。

軟骨の唐揚げ。コリコリしていて美味しい

身が柔らかなとり天。水炊きのスープを下味に使っているとのこと

なんか頼みすぎた感が満載ですが、お酒のつまみとしては最高です。専門店ならではの鶏料理を堪能します。

 

ここからが本番。水炊き登場

これで終わっては仕方がないということで、本命の水炊きをオーダー。こちらは2人前からの注文となります。

ぶつ切りの華味鳥がはいったスープが登場

ひと煮立ちさせたところで鶏をよそってくれる

大ぶり、しかしとても柔らかい華味鳥

スープだけでもいただきます

お鍋の面倒はすべて店員さんが見てくれます

いただきます!

優しいながらもしっかりとした味わい

写真を撮り忘れましたが、〆は雑炊で。具材の味がしみ出たスープでできた雑炊はこれまた良い感じで、最後まで鶏を堪能することができました。

ゴロッと大胆にカットされた鶏肉でしっかりと鶏を味わいつつ、その旨みが溶け出した優しい味のスープをいただく。いやー、贅沢です。

ちなみにこの水炊きを自分でも再現してみたくて過去に自宅でスープ作りから挑戦したこともありましたが、やはりプロにはかないませんね。完敗です(笑)

ちなみに以下はその時の様子です。

お? なんかそれっぽくなってきた

ところで華味鳥って?

さて。

こちらの店名にもある「華味鳥」という名称ですが、お店の運営会社であるトリゼンフーズ公式サイトに説明がありました。

華味鳥とは、トリゼンフーズのオリジナル銘柄鶏の名前です

(中略)

肉の色がみずみずしく、もも肉は華やかなピンク色である事から「華」。また、鶏肉特有の臭みが抑えられ、はっきりとした旨みと歯ごたえがあり、自信をもってお勧めできる味です。

出典:華味鳥とは|トリゼンフーズ株式会社|華味鳥

華のようであり、かつ味わい深い鳥。といったところでしょうか。

たしかにいただいた大ぶりの鶏肉は臭みがなく、しっかりとした食感がありつつも柔らかい、美味しい鶏肉でした。

「みどり」と言えば

ちなみにこのブランド鶏の名前を分解すると「華」「味」「鳥」ということになるのでしょうが、「はな」「みどり」と2つに分解することもできそうです。

「みどり」の読みを持つ漢字を調べてみると、以下の4つがありました。

1. の「緑」が一番おなじみ。色を表す一般的な漢字ですね。

2.の「碧」も「緑」と同じように色を表しますが、「碧玉」という鉱物があるように、美しく光り輝く宝石という意味も持ちます。

3.と4.は異字体と標準字体の違いで意味としては同じ。色をあらわす「みどり」のほかに「かわせみ」という読みもあります。

この「かわせみ」が面白く、調べたところ雌鳥が「翠(スイ)」で、雄鳥は「翡(ヒ)」と表すそう。

この2つの漢字を合わせると「翡翠(ヒスイ)」。深緑が美しい、おなじみの宝石です。翡翠という宝石名自体が、カワセミの羽の色に由来してつけられたそうで、いずれにしてもこの「翆・翠」はただ色を表すだけではなく、暗黙に美しさや高貴さをもつ漢字といえそうです。

鶏肉ブランドとして「味」「鳥」を「みどり」にあてていますが、実はこういった別の意味も込められているのでは? と想像を膨らませてしまいました。

こういう解釈の展開ができるあたり、表意文字と言われている漢字は面白いですね。

 

名前に想いを馳せつつ、鍋、つつこ。

(文責・大崎)

今回つついた鍋

種類: 水炊き
店名: 博多華味鳥 銀座四丁目店(東京・銀座)
URL: http://www.hanamidori.net/store/archives/20

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