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[コソ鍋・弐佰参]タンパク源を摂って梅雨を乗り切る~豊田屋の絶品鍋[獣肉編]

鍋、つつこ。として3回目となる豊田屋鍋のシーズンオフ前夜

鍋、つつこ。最高出場店舗。それが、東京・平井にある「豊田屋」さんです。

2014年1月にスタートしてからこれまで10回お邪魔してきました。

そして今回11回目の豊田屋訪問、そして、3回目となるシーズンオフ前夜に行ってきました。

豊田屋の鍋の季節とは?

「豊田屋のシーズンオフって?」

と思われる方がいらっしゃるかもしれません。豊田屋さんは鍋の食材の旬に合わせて鍋が食べられる時期が決まっています。

メニューは季節ごとに少しずつ変わります。

9月~6月末ごろ(鍋全体)

まずこの時期が鍋の季節。なぜ夏はないかというと、暑さはもちろんなのですが、美味しい白菜が獲れないからとのこと。たしかに!豊田屋の絶品鍋は冬の白子や鮟鱇、鴨や鮪に目が行きがちですが、それを支えているのが絶品白菜なんです。

ちなみに、魚介(白子・鮟鱇・牡蠣)は9月以降、とくに寒くなる11~2月ぐらいが旬です。3月ぐらいからは魚介がなくなり、代わりに鴨や牛・豚がメインとなります。

ということで、この季節は獣肉を満喫できる鍋ばかりです。

獣肉にはタンパク質がたっぷり

そして。獣肉には動物性タンパク質がたっぷり含まれています。炭水化物、脂質と並び、三大栄養素一つであるタンパク質は、とくに体を作る栄養素として大切です。ですからタンパク質が多く含まれる食材を意識的に選んで、タンパク源となる料理を食べることは健康にもつながります。

梅雨に入りジメジメすると食欲が落ちがちです。食欲が落ちると体力が落ちる負のスパイラル。

そうならないためにも、豊田屋の絶品鍋からタンパク源を摂って、栄養補給、梅雨を乗り切りたいと思います!

この時期は獣肉がたくさん!

それでは、今回つついた鍋を一気にご紹介。なお、写真協力は今回ご一緒したカメラマンのやな(Akiko Yanagawa)さんです(写真にクレジットが入っているものがやなさん撮影です)。

ほっぺが落ちる、鮪のほっぺを使った葱鮪鍋

まずはこちら。葱鮪鍋。それもただの鮪ではなく、鮪のほっぺを使ったもの。

葱鮪鍋。鮪のほっぺ。

写真から鮮度が伝わってきますね!生で食べたいところ我慢して、鍋で食べます。

生で食べたいところをあえて火を通す贅沢。

ちなみに鮪は獣なの?というツッコミがありそうです。厳密には(厳密じゃなくても)魚肉ではありますが、その旨味は獣肉にも匹敵するもの。とくにほっぺはよく動く部位で旨味もたっぷり。焼いたり煮たり、火を通すとまるで牛肉のような味わいなので、獣肉扱いです 🙂

すき焼きやしゃぶしゃぶとはまた違う?二大獣のハーモニー~牛豚ちり鍋

続いてこちら。

日本の食卓にはお馴染みの牛肉と豚肉を使った牛豚ちり鍋。

牛肉であればすき焼き、豚肉であればしゃぶしゃぶが定番です。しかし、豊田屋ではちり鍋で。例の絶品白菜と一緒に煮込むと甘味と旨味が最高なんです。

豚と牛。江戸時代にはできなかった贅沢。

古くは縄文時代から獣肉を食べてきた日本人ですが、平安時代や江戸時代など、時代に酔っては政府や国が食肉の禁忌が定められるなど、いろいろな歴史がありました。そして、現代の日本の肉食は明治時代以降、一気に花開きました。

鍋もその1つ。

肉は火が通ると旨味が増します。

横からの眺めはこんな感じ。

サイドショット。

鍋のサイドショットもまたおつです。

鳥なのに脂たっぷり、カロリーは低い、ヘルシーに美味しい鴨鍋

海・陸と来たら次は空。

鳥、しかも、鶏肉の中でもビタミンB1、B2、カリウム、鉄分などが豊富で、さらに低カロリーのヘルシー食材の鴨。

鴨の旬は厳寒期と言われていますが、この季節でも十分美味しいです(なお、天然の真鴨をはじめ一般的な狩猟期間は11月15日~2月15日に定められています[2016年現在]。ということでこちらは家禽の合鴨とのことでした)。

最後は鴨鍋。

そうそう。過去の記事でも何度もお伝えしているとおり、こちらの鍋の面倒は大将と大将の息子さん自らが行います。客は鍋はつつくだけ。食べるだけ。

手練の技。

最近の定番、延長戦の特製カツ煮

以上、3種類の鍋を満喫しました。最後が鴨鍋なのはその出汁が美味いからです。当初は〆にきしめんを入れて堪能していたのですが、最近の定番はこちら。

そう、トンカツ。これも立派な鍋の具なんです。

最近は延長線が標準になってます。ダブルカツ。

サイドショットもどうぞ。

サイドショット。

鴨出汁が十分染み込んだ鍋に、ダブルカツを投入!

投入。

煮込んでいる姿のサイドショット。

グツグツとサイドショット。

カツ煮に生卵は欠かせません。今回は4個。

卵をかける。

卵サイドショット 🙂

卵サイドショット。

さぁ、完成までもうまもなく。

カツ煮鍋。

完成とともに歓声が上がります!(笑うところ)

完成とともに歓声!

ということで、今回は4種類の獣肉鍋を満喫しました。

酒も大事だね!

鍋をつつきながら酒を呑む。これも鍋の醍醐味。

浅草無双は豊田屋の屋号にも付いている日本酒。すっきりとして味が強い。

浅草無双。

続いての濁り酒。これはもう呑んでもらいたいです。ただしほどほどに・笑

濁り酒。

酒で会話にも花が咲きます。

宴もたけなわ。そして、職人の技。

豊富なサイドメニュー

最後に。もうまもなくすると約2ヵ月半の間、豊田屋では鍋が楽しめなくなります。

でも、安心してください。開いてますよ。

そう、鍋以外にもたくさんたくさん美味しいサイド(いやメインか)メニューがあるんです。

過去何度も取り上げているものもありますが、改めてご紹介します。

つぶ貝の串焼き。塩気が日本酒にピッタリ。

つぶ貝。暑くなってくるとさらに旬になります。

うな肝串焼き。ここに来たらまずこれを食べます。

うな肝。栄養たっぷり。

鴨串焼き。鴨鍋はダメでも串焼きは食べられます。これまた美味い。

煮るだけじゃない。鴨串。

前回初めて知った大判こと、ウインナーの卵焼き。下に引いていあるたっぷりキャベツが最高です。

前回から定番の大判。卵と輪切りウインナー。下にはたっぷりキャベツが。

ハムステーキ。これは特製の生姜ソースをかけると最強です。

ハムステーキ。煮込み料理の間に食べるとコントラストが効いて美味い!

ということで2015-2016シーズン最後の豊田屋絶品鍋、いかがでしたか?思えば、初めて豊田屋に来たのが2014年6月。今と同じ季節。

2年経っても変わらず、美味しい鍋を楽しいメンバーでつつけるというのは最高ですね。これからも3年、5年、10年とずっと続けていきたいものです。

来シーズンも豊田屋で、鍋、つつこ。

美味しい獣肉の絶品鍋をつついて、栄養満点。エネルギーチャージ。梅雨のジメジメにも負けずに夏を迎えられそうです。

そして。来シーズンが待ち遠しい。

秋にはまた、豊田屋で、鍋、つつこ。

(文責・馮)

今回つついた鍋

種類: 葱鮪鍋・牛豚ちり鍋・鴨鍋・特製カツ煮
店名: 豊田屋(東京・平井)
URL: http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13084796/
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