先日記事の中でご紹介した「ヒラメ鍋」や「雪平鍋」などの形や状態を由来にした鍋や、「義経鍋」や「ジンギスカン」のようにある特定のなにか(この場合は兜)から連想する名前がついた鍋って意外と多いですよね。
今回は形を由来にした鍋のジャンルの一つである「ちりとり鍋」に属するであろう、焼きもつ鉄板鍋をつついてきましたので、そちらをご紹介します。
実はもつ鍋をつつきに行くつもりだった
今回行ったのは、渋谷マークシティそばの「黄金屋」さん。
もつ鍋とホルモン焼きの専門店とあって、もつ鍋つつき回数の多い鍋、つつこ。としては気になるお店でした。「しばらくはすき焼きを攻めてみよう」というメンバー馮の呼びかけもそこそこに、足を運んでみました。
が……?
いざお店の入り口に到着するとこんな魅力的な看板が。
もつ鍋もそうですが、ここ数年でホルモン焼きも大好きになったぼくにとっては興味をとてもかき立てられるメニュー看板を初っぱなから見せられ、最初の目的はどこへやら、完全に焼きもつ鉄板モードで地下1Fの店内に入ります。
店内は控えめの照明。もつ鍋やホルモン焼き屋のイメージとはちょっと一線を画す、落ち着いたバーのような店内です。
とりあえずアルコールと、センマイ刺をツマミに、焼きもつ鉄板を待ちます。
しばらくすると主役が登場。
正方形で四隅が少しせり上がる、いわゆる「ちりとり鍋」に、どっさり野菜が載ってやってきました。
ちなみにこの姿、以前につついた夕日鍋を思い出します。
年末につついたトルネード鍋やネギ鍋もそうですが、なぜかこういった積み上がる盛り付けってテンションが上がります。
さて、ちなみにこちらの鍋ですが、登場と同時にこんなものを渡されます。
11分でセットされたキッチンタイマー。「11分経ったらかき混ぜてください」と言われおあずけをくらう犬よろしく、目の前の鉄板をじっと眺める時間が過ぎていきます。
待つこと11分。
きっちり11分待ってしまうあたり、自分も日本人だなあと思いつつ、時間とともにグツグツと煮えて高さが無くなって鍋を、ヘラを使ってかき混ぜます。
「焼きもつ」といいつつもつが無いな……? と思ったら、野菜の中に隠れていたようで、蒸し焼きのかたちになって焼き上げられたもつは水分を失うことなくプリプリの状態。
このプルプル感がもつを使った料理の醍醐味のひとつだと思いますが、こちらの鍋でもそのもつの楽しみをしっかりと味わうことができました。
ちなみにこちらの焼きもつ鉄板は2人前からの注文。
なかなかのボリュームに、お腹いっぱーいという感じなのですが……
実はまだ〆が残っていて。
白米・チーズ・浅葱がやってきて、ホルモンリゾットを作れます。
しかしながらこれ、なかなかヘビー(笑)。もちろん美味しいんです。たぶん最初に出てきたら結構いけるかも。が、お腹いっぱいになったところにしっかりの味付けでたっぷりなので、どちらかというと小食なぼくには若干キツかった…… たぶんたくさん食べられる人にとっては満足できるボリュームだと思います。
とはいえ鍋、つつこ。メンバーとして、食べ物を残しちゃいかん、と、もったいない精神を発動させて完食! ごちそうさまでした!
ところで、鉄鍋からジンギスカン鍋、タイの土鍋やキャンプ用の鍋セットなど、さまざまな鍋を保有している鍋、つつこ。メンバーですが、よくよく考えるとこの「ちりとり鍋」は持っておらず。
近いうちに購入して、ちりとり鍋も自分たちで作ってみようかしら。
今度は自宅でちりとり、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | 焼きもつ鉄板 |
店名: | 黄金屋(東京・渋谷) |
URL: | http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13021563/ |