近鉄バファローズのみならず、プロ野球を代表するピッチャーだった野茂英雄がトルネード投法をひっさげてメジャーに乗り込んだのは1995年。
20年の時を経て、そのトルネードが鍋になって登場……というわけではありませんが、当時のアメリカの野球ファンが感じたであろう驚きと同じようなインパクトのある鍋をつついて来ました。
その名も……?
肉肉肉×29盛り鍋
豚肉がトルネードのようならせん状に渦を巻いてそびえ立つ、インパクト抜群の鍋です。
いきなり写真でドン!
このインパクト抜群の鍋を提供してくれたのは、池袋の「九州黒太鼓」さん。忘年会シーズンまっただ中に、メンバー馮と2人で行ってきました。
まずは店内へ
こちらのお店は池袋のジュンク堂のそば。店の入り口からしてなんかインパクト大です。
黒太鼓はよいとして、ほかの隣接2店の名前が「古城の国のアリス」「ベルサイユの豚」……
??? と思いつつ、らせんの階段を下りると目の前には光の道が。ついついこちらに吸いこまれそうになりますが、入り口はこちらではなく。
大きな太鼓が目印のこちらが黒太鼓さんの入り口です。そして何故か入り口には顔出しパネルが。
こんな入り口からしてユニークなお店に入り席につくと、いきなり目に入るのは鍋豊富な鍋メニュー。
豊富な鍋メニューといえば、冷やし鍋をつついた「あくとり代官鍋之進」やウエスタン鍋をつついた「ゆるり屋」が思い出されますが、こちらも負けてはいません。
お店の方曰く「元々鍋メニューはやっていたが、冬場以外にも食べてもらえる工夫を考えて今年から20種類の鍋を始めた」らしく、最近はメディアで取り上げられることも多くなり、この日もちょうどテレビの取材が1件決まったとのこと。
色々あって迷うのですが、この日は以前にネットで見つけて気になっていたトルネード鍋こと「肉肉肉×29盛り鍋」を初志貫徹でオーダー。
お通しとおすすめメニューのゴマ鯖をつまみに鍋を待ちます。
そして登場。威力抜群のトルネード。
こうやってつまみをつつきつつ待っているところにやってきたのが、これ。
おお〜〜〜、と思わず声を出してしまうこの高さ。
肉が渦を巻いて積み上がるその姿はトルネードそのもの! すごい!
ちょっと角度を変えて見ると、あまりに高さがあるせいかちょっと傾いています。これがまたあの有名な塔のよう。
上から見ると、地面ならぬ鍋面(?)が心なしか霞んで見えます。
「見ろ! 人がゴミのようだ!!」
しばし見惚れたところで、店員さんが調理をしてくれます。
こちらは調理ができるまで店員さんが鍋の面倒を見てくれるとのこと。一方でメディアで取り上げられたせいか、混雑することも多いらしく、調理に人出が取られてしまい大変というのが目下の嬉しい悩みだそう。
見とれているうちにできあがってしまった鍋。
真っ赤なスープの見た目から激辛を想像していたのですが決してそんなことはなく。
お肉の甘味とキャベツの甘味も相まって、美味しくいただくことができました。
遊び心もあり
豊富な鍋メニューにも遊びごころを感じるのですが、他にも楽しい要素が。
こういうお客さんを楽しませようとする姿勢を感じるお店って、いいですね。店員さんもみなフレンドリーで、楽しいひとときを過ごすことができました。
ところでこのトルネード鍋、うどんや雑炊で締めてないのにお気づきでしょうか?
実はこの日はもう一種類の鍋をつついたんです。その様子はまた別の機会に!
次はどんな、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | 肉肉肉×29盛り鍋 |
店名: | 九州黒太鼓 池袋店(東京・池袋) |
URL: | http://kyushukurodaiko-ikebukuro.com |
この記事は鍋 Advent Calendar 2015、10日目になります。
鍋 Advent Calendar 2015
http://www.adventar.org/calendars/751