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[コソ鍋・佰参拾四]出汁が決め手?!納涼床で賑わう先斗町の路地裏でつついた京もつ鍋

夏の京都、夜はまた違う顔が観られます

前々回、京都四条にあるお店で絶品出汁しゃぶをつついてきたことをご紹介しました。実は、京都出張があったので京都の鍋をつついてきたのです。

そして、無事業務が終わり、関係者で夕飯を取ったあと、せっかくなのでもう一鍋探してみるかと、夜の京都を散策してみました。

散策したのは四条から少し東に歩いた鴨川近辺。

夜の鴨川。納涼床の灯が川面に映って幻想的。

この季節、鴨川沿いの店では納涼床(京都や大阪の夏の風物詩。川の上や、屋外で川のよく見える位置に座敷を作り、料理を提供するというもの)を行っている店や茶屋が多数あり、その灯が鴨川の川面に映っていて幻想的な景色でした。

さらに少しお腹を空かせようと八坂神社までさらに散策。

夜の八坂神社。神秘的。

夜の神社ってどことなく神秘的ですよね。

まだちょっとお腹は膨れていたのですが、あまり遅くなってもお店が閉まってしまうということで店の方へ。

先斗町に足を踏み入れると情緒あふれる店と路

とりあえず、先斗町通りまで。入口から先は本当に風情があって、旅に来たという感覚を強く感じさせてくれる場所です。

鴨川横にある小路、先斗町通り。

夏休みの土曜の夜、沢山の観光客が足を運んでいました。

この日は夏休みの土曜日、地元・観光客問わず、そして国籍問わずたくさんの人がこの雰囲気を楽しみながら歩いていました。写真は撮れませんでしたが、舞妓さんも見かけました 🙂

先斗町通りに飾られていた提灯。
夏の雰囲気をより強く醸し出します。

さてさて。前回の出汁しゃぶは事前調査をして行ったのですが、今回はほとんど当たりをつけず(実は一見当たりをつけたのですがこの時期は鍋を扱っていなく。残念)、ふらっと見つけて入ったのがこちら。「亀八 別館」さん。

先斗町通りを進み、右手路地奥にあるのが「亀八 別館」。

「もつ鍋新時代」なんて看板に書かれていたら気になっちゃいますよね。さっそく路地に足を踏み入れ、入店。

お店に入るとすぐに目に入ってくるのがこちらの黒板。

お店から歓迎メッセージ。

歓迎の気持ちが伝わってきます。

京出汁を活かした京もつ鍋

一人で鍋屋さんだと難しいかなとおもいきや、嫌な顔一つされず、カウンター席に通してもらいました。

カウンター席には気になるお酒が並んでいます。

そしてまずはメニューを手渡され。

メニューに大々的に書かれている「本家 京もつ鍋」。

メニューを渡してくれる際に「当店のおすすめがこの京もつ鍋です。二人前からとなっていますが、一人前のご用意もできますよ」との嬉しい説明が。正直二人前は厳しいなーと思っていたので、定番の本家 京もつ鍋「白」をオーダーしました。

こちらの京もつ鍋、すでに調理済みの状態でテーブルに届きます。

白味噌のもつ鍋。

ぱっと見は、いわゆる白味噌ベースのもつ鍋。

引きの画。1人前でも用意してくれます。

お店の人からは「スープの出汁が自慢なので、まずはそのままでぜひお召し上がりください」と。ていねいな言葉の中にも、溢れ出る味へのこだわりと自信。期待せざるをえない!

さっそくとんすいに取り分けます。ここでいつもと違うなと。

そう、写真をご覧いただくとわかるようにもつのサイズがデカイ!

またまたここでお店の人が登場。「当店、出汁の味とともに、こちらの近江牛のもつがウリで、お客様によってはサイズが大きいかもしれませんので、こちらのハサミで食べやすいサイズに切り分けてください」と。ハサミの用意まで。まるでまる腸一本焼きの焼肉店のようなサービスですね。脱帽です。

ぷるっぷるのもつ。
過去数えきれないくらいもつ鍋をつついていますが、もつ1つあたりのサイズは過去最高かも。

せっかくなので大きいサイズのママ、ぷるっぷるの食感を楽しみながらいただきました。もつそのものの味はもちろん、このスープの味が深くて旨い。

繰り返しになりますが、一見、いわゆる白味噌ベースのもつ鍋です。しかし、口にしてみると味噌の風味よりも、京出汁の風味が広がって、くどすぎない味わい。初めて味わうもつ鍋でした。

そのまま箸が止まらず、あっという間に完食。

完食。

前回の出汁しゃぶもそうですが、出汁のチカラを改めて体感した京都の鍋でした。京出汁の取り方は、昆布や鰹節、さば節など店それぞれで取り方が異なります。それがまた店の特徴でもあり、料理人の腕の見せどころでもあるわけですね。

とにかく、今回、「出汁」の凄さを思い知らされたヒトトキとなりました。

そして、こちらはおまけ。味にアクセントを加えたい人向けには、おろしニンニクと唐辛子が用意されていました。

薬味。

おろしニンニク。

唐辛子。

胃のキャパシティマネジメントは大切です

無事完食をしたものの、心残りだったのが〆。そして追加トッピング。

トッピングも気になるものばかり。

どうですか?このメニュー。近江牛の各種もつをはじめ、亀八の究極麺、京都石白挽き麺、和牛あぶらカストッピングなどなど、〆どころかどれも主役、先発なんじゃないかという顔ぶればかり。

くー、あの出汁スープで〆る麺、気になるじゃないか! 次回は頼むぞー!

鍋仙人からのお言葉

最後までお店の人にていねいにおもてなしをされ、満腹で気持良く退店しました。

店を出ると入店時には気にしなかった看板に目が止まります。なんと、亀仙人ならぬ鍋仙人からのお言葉。

亀八別館、鍋仙人からのありがたいお言葉。

もつったいない。もつったいない。
こんなに美味しい鍋を知らないとは
もつったいない。鍋一人前で成人一日の
野菜摂取量が賄えるのを
知らないのはもつったいない。
あぁ~。もつが美味しすぎる。
もつったいない。」

うん、今までこの京もつ鍋を知らなかったのはもったいない(笑)。

本当に鍋の世界、そして京都の料理は奥深い。

これからはもっと出汁にもこだわりながら、鍋、つつこ。

(文責・馮)

今回つついた鍋

種類: 京もつ鍋
店名: もつ鍋 先斗町 亀八 別館(京都・先斗町通り)
URL: http://r.gnavi.co.jp/c552609/
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