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[コソ鍋・玖拾伍]未年、ジンギスカンを食す。そして、ジンギスカンは鍋であることを証明してみた

2015年は未年です

2015年の干支は未です。

ということで未にちなんで羊肉、そう、ジンギスカンを食べてきました。

ジンギスカンって10年ぐらい前の2004~2005年に東京ですごいブームになった記憶があって、北海道の名店が東京進出したり、芸能人がジンギスカンの店舗を開いたりと、ここかしこで楽しめた印象でした。

で、今回は渋谷でお店を探してみたところ、思いのほかジンギスカン専門店の店舗数は少なく。いくつかの店舗は閉店していました。食のブームも時代とともに変化するんですねー

なんていう前置きはさておき。

渋谷近辺でお店が見つからず、今回お邪魔したのは恵比寿にある「えびすジンギスカン 海月」さん。こぢんまりとした店内には満員のお客さんでした。

さっそくオーダー。一般的なジンギスカンだと、羊肉以外は、もやしとタマネギ、キャベツ、そのぐらいだと思います。しかし、こちらのジンギスカン、羊肉はラム・マトン、それぞれ味付けしたものに加えて、たくさんの種類の野菜が用意されているのが特徴です。

元々ヘルシー料理と言われているジンギスカン、それはカロリーが低い羊肉を使うこと、そして豊富な野菜が採れる特徴があるから。海月さんには、この野菜の組み合わせがいろいろあって、抗酸化力だったり、疲労回復、デトックスなどなど、目的に合わせて用意されています。

今回はいろいろ迷いつつ、季節の野菜盛り合わせで、彩り豊かな野菜とともにラムをいただきました。

さっそく店員さんが野菜を焼いてくれます。色味が綺麗。

海月のジンギスカンの特徴は羊肉に加えて、野菜の種類が豊富なこと。季節の彩り野菜。

焼いている間に、つけダレを。ジンギスカンのこの甘辛ダレ、一度ハマるとクセになりますね。

ジンギスカンと言えば、この甘辛いタレ。

そして、アイスランド産のラムを乗せて焼きます。「ミディアムレアが食べごろです」というアドバイスを受けて。

野菜にラム肉の赤が映える。

できました。いただきます!

ミディアムレアで食す。美味い。

ラムの独特の風味、野菜の甘み、タレの味、美味いですねー。ジンギスカンって、口にするとその中に「ジンギスカン」の世界が一気に広がりますよねー。一度食べたことがある方ならわかるはず。

さらに肉を追加。次に追加したのは黒胡椒で味付けしたラムと、特製ダレに付けたマトンロース。

追加肉。ラムとマトン。

さっそく焼いて。黒胡椒のラムは大根おろしにウズラの卵の黄身を混ぜたタレでいただきます。

胡椒で味付けしたラムはウズラおろしで。

うん、これまた美味い。

野菜がひととおり終わったところで、最後にもやしを大量追加。もやしって、脇役のイメージですけど、個人的には主役でも十分いける食材だと思ってます 🙂

次はいわゆるジンギスカン。もやしたっぷり。

もやしを焼いて。

もやし&マトン。

最後にラム・マトンを焼いて。大満足のジンギスカンでした。

未とは?羊とどう違うのか?

今回、未年にちなんで羊肉、ジンギスカンをいただきました。鍋、つつこ。を始めてから僕は初めてのジンギスカン(メンバー大崎は後述のとおりで、すでに食べてます)。

で、この「未」って、動物の「羊」とどういう関係があるのか、ちょっと調べてみました。

それを考える上で大切なのが十二支です。

この十二支は、もともと古代中国で考えれたと言われていて、天文学の1つとして天球の分割を12に分け、そこに十二支を割り当てたり、年・月・時刻・方位に割り当てて使われて今に至るそうです(Wikipediaより)。

そもそも、なんでこの12種類の言葉になったのか、また、動物が割り当てられたのかなどなど、もっと詳しく調べていくと奥が深そうなのですが、まだ調べ切れていないのでそれは置いておいて。

「未」が意味するのは12分割のうちの8番目、意味としては「昧(まい)」の意などが含まれているそうです。その後、、覚えやすくするために動物の羊が割り当てられたと言われています。

なんかわかったようなわからなかったような(苦笑)

1つ言えるのは、十二支に動物を割り当てた「十二生肖」という考え方、これが「未=羊」につながっているということです。十二生肖って今回調べてみて、初めて知りました。
ちなみに日本では十二支≒十二生肖で使われることが多いため、知らない人が多いのかもしれませんね。

そもそもジンギスカンは鍋なのか?

さて。もう1つ。

ここまでジンギスカンを鍋という前提で話してきました。しかし、ジンギスカンを食べるたびにこれは鍋なのか?という疑問が上がります。

それについては、こちらのメンバー大崎の記事も併せてご覧いただくとして。

こちらの記事でも取り上げている農林水産省「ふるさとの味を家庭で 全国有名鍋料理マップ」では、ジンギスカンは北海道の鍋としてしっかりと取り上げられていたので、ほぼ鍋として扱っても良いかなと思います。


(農林水産省「ふるさとの味を家庭で 全国有名鍋料理マップ」のキャッシュから※以前取り上げたときはあったのですが、削除されていてWayback Machineで復元・クローリング)

その上で、料理として観たときのジンギスカンはどうなのか?

独断と偏見の判断基準表をつくってみました。

判断項目 ジンギスカンの場合 ○×
調理法 焼く ×
道具 ジンギスカン鍋
食べ方 個人の裁量
人数 大人数がベター
鍋、つつこ。的
ポイント
みんなでつつける

煮るという観点で見ると鍋にするには厳しいものの、それ以外については十分鍋の必要条件を満たしています。うん、この表からもわかるとおり、ジンギスカンはやっぱり鍋ですね。

とくに、羊肉を焼いているときに「つつく」という行為が生まれること、鍋、つつこ。的には改めて「ジンギスカン=鍋」であることが証明できました。

ジンギスカンが鍋とわかったところで、鍋、つつこ。

(文責・馮)

今回つついた鍋

種類: ジンギスカン
店名: えびすジンギスカン 海月
URL: http://r.gnavi.co.jp/g260200/
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