早いもので2014年もあとわずか。自分の周りでも忘年会の予定調整などがちらほらと始まるなど、大人数で集まることが多くなる時期でもあります。そんな場の中心にはぜひとも鍋を置いて、みんなで楽しく語らいたいものですね。
栄養バランスのよい鍋
さて、忘年会が多くなってくると気になるのは暴飲暴食。普段から偏りがちな栄養バランスが、普段以上に偏ります。
忙しさにかまけて昼ご飯はその辺で適当に、、、そして夜は飲み会、次の日の朝は寝坊して、場合によっては抜いてしまう、、、といった悪い食生活ループに陥ってしまう人も多いのではないでしょうか。
厚生労働省による食事バランスガイドを見ると、1日の食事において、大きく5つの分類にわたってバランス良く食物を摂取することがよいとされています。だいたいこういった推奨基準というのは守るのが難しいものですが、やはりというか1日3食でこれを達成しようとするとなかなかに難しいものがあります。
そこでお勧めしたいのが1日1鍋。
バランスガイドのうち、割合を多く占める上位3分類に鍋の一般的な具材を当てはめてみると、、、
- 主食(ごはん、パン、麺):〆の雑炊やうどんが該当
- 副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理):キャベツ、白菜、しいたけ、えのきをはじめ、ほとんどの鍋は野菜たっぷり
- 主菜(肉、魚、卵、大豆料理):鍋の種類にもよりますが、肉・魚類はメインとして。大豆料理はこれまた欠かせない豆腐でカバー
ほら、この通り。コンビニエンスストアにはバランス栄養食としてカ○リーメイト、ウイ○ーインゼリーなどにも負けず劣らずです。ということで、忘年会シーズンの昼食にはぜひ鍋をお勧めしたい! (やや強引ですが)
ひとり鍋は寂しい?
一方で、昼食に鍋、というのも課題が無くはないです。
- ひとり鍋=寂しい人というどうしてもネガティブなイメージがある
- 調理時間の長さと食事にかかる時間が長く、頼む側(時間がない)と提供する側(回転率が悪い)双方にデメリット
- こういった要因によって、そもそもメニューとして提供している店が少ない
ざっくりではありますが、こんな構図。
1.の心理的な障害に加え、2.の機能的な実害が相まって、昼食としての鍋が日の目を浴びないという結果に陥っていそう。
ちなみに、鍋、つつこ。では鍋なるものは何ものかという研究(?)を日々行っていますが、
- 食卓の中心に鍋状の容器(素材は問わない)が据えられる。
- 具材をその容器の中に入れ、調理する。
- 各自の食べる分はそこから取り分けた上で食す。
おわかりのように、暗黙で隠れている「複数人」という条件が、鍋を囲む人のコミュニケーションの促進や親密度を増すといった鍋の良さが最大限発揮されるポイントであると同時に最大の弱点であるとも言えそうで、なかなか難しい課題です。
昨今のおひとり様を許容する流れ(「おひとりさま消費」に関する意識調査 一人で行く飲食店 男性の1位は「牛丼屋」女性の1位は「ファーストフード」)などは一つの突破口になりそうですが、このあたり、今後鍋、つつこ。メンバーでも解決案を模索していきたいと思っています。
さて、だいぶ前置きが長くなりましたが。昼鍋・一人鍋を敢行してきたので、そちらを最後に紹介します。
もつ鍋御膳でゆったり昼食
時期的に昼食に時間がかけにくいことも多いですが、故にあえて食事の時ぐらいはゆったりと過ごしたいもの。
以前にも行った、おおやま 池袋パルコ店へ。デパートのレストランフロアに店を構えているという特性上、営業時間の縛りがないのが嬉しいです。
今回はもつ鍋御膳(味噌味・〆はちゃんぽん)をオーダー。最後となりましたが、写真でどうぞ。
ひとりでも、寂しくないよ、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | もつ鍋 |
店名: | 博多もつ鍋 おおやま 池袋パルコ店 |
URL: | http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13133697/ |