馮です。こんにちは。
前回に引き続き今回も芋煮鍋をご紹介。
前回の記事でも書いたように元々退屈しのぎから生まれた芋煮鍋。その後、時代の移り変わりとともに東北、山形に根付いていったわけですが、今では、東北地方に行われる季節行事「芋煮会」まで誕生し、よりいっそう郷土、人のつながりに一役買っている存在になっていると言えます(参考:Wikpedia「芋煮会」)。
東北地方において、芋煮会は、里芋の収穫期でもある秋に行われる行事として、春の花見と双璧をなす一大行事として認知されているそうです。
ちなみにこの記事を書いているのは5月末。ちょうど秋の反対の季節です。
しかし、先日の山形で開催された東北六魂祭では、祭の目玉の1つとして、山形商工会議所青年部メンバーの皆さんによる、3メートルの大鍋芋煮が用意され、会場に集まった参加者たちの胃袋を満たし、笑顔を作っていました。
ということで、今回はそちらの模様をお届けします。
3メートルの大鍋、5,000人分の芋煮鍋
こちらにも書いてあるように、3メートルを超す大鍋でつくられた芋煮鍋。わくわく。どんなサイズかというと……
じゃーん。人との比較でわかるでしょうか。でかい。とにかくでかい。聞いたところによると5,000人分の芋煮鍋だとか(ちなみに今年の東北六魂祭、2日間合わせて26万人の人出だったそうで、東北への意識・東北が持つ魅力のすごさがわかります)。
小さな鍋に取り分けた芋煮鍋を、山形商工会議所の皆さんが取り分けてくれます。
カメラ目線、いただきました。
大鍋芋煮と食べる分。
里芋、こんにゃく、牛肉、ねぎ。具だくさん。味が染みこんでいて本当に美味かったです。
鍋の前で記念写真も 🙂
山形をはじめ、日本各地で行われる芋煮会
今回、東北六魂祭を通じて本場の芋煮鍋に出会ったわけですが、先ほども初回したとおり、芋煮会という季節行事として東北をはじめ各地に根付いています。今回も、このような垂れ幕が紹介されていました。
日本一の芋煮会フェスティバル
http://www.y-yeg.jp/imoni/
今年の開催は9月14日とのこと。これは気になる。行きたい。
ほかにも、芋煮会発祥の地として開催される、山形県東村山郡中山町の「元祖芋煮会in中山」などもあるそう。
この行事、僕たち「鍋、つつこ。」として要チェックです。
このように、その土地土地で生まれた鍋が、郷土料理として浸透し、さらに鍋を囲んで人が集まり、季節を感じられる行事となる、本当に素晴らしいことだと思います。まさに「鍋」のポテンシャル、魅力です。
このブログが解説してから4ヵ月が経ち、僕たちもいろいろな鍋をつついてきましたが、まだまだ奥が深いです。もっともっと、いろいろな土地の鍋をつつきたくなりました。
これからも、郷土の魅力を感じながら、日本各地で、鍋、つつこ。
(文責・馮)
今回つついた鍋
種類: | 芋煮鍋 |
店名: | 東北六魂祭2014(山形) |
URL: | http://www.rokkon.jp/ |