こんにちは。大崎です。
メンバー三人がかっぱ橋道具街を中心にぶらぶら歩くオトナの社会科見学「鍋、ぶらり。」
今回は大崎が見たかっぱ橋のレポートをお送りします。
これまでのレポートは以下をご覧ください。
- [鍋、ぶらり。]第壱幕:合羽橋をぶらり。鍋、鍋、鍋…、ときどきおたま。
- [鍋、ぶらり。]第壱幕:無計画も悪くない。上野から合羽橋へ
- [鍋、ぶらり。]第壱幕:あれもそれも鍋でいいじゃないか。お好み焼きの老舗にて
- [鍋、ぶらり。]第壱幕:鍋のワクワクがさらに広がる、さらに深まる。かっぱ橋道具街で出会った魅力的な鍋たち
鍋という概念の盲点
「鍋、つつこ。」メンバーは、普段「料理」としての鍋を通して「道具」としての鍋を見ているので、鍋といえば、土鍋・すき焼きの鍋・もつ鍋とかで使うステンレスの鍋……といった鍋料理の調理器具をいわゆる鍋と認識していました(少なくともぼくは)。
その認識のもと、最初に訪れたお店のスタッフさんに「一番売れている鍋は何ですか?」と質問すると、答えは意外なところで「片手鍋」。
「え? どれですか?」
まったく意識外のところの回答が出てきたので、一瞬反応できません。それを感じたのか、店員さん、
「そこの小さい、よく玉子焼きとかを焼くやつですねー」と補足してくれます。
なるほど。確かに、ここはかっぱ橋道具街。
道具としての鍋を取りそろえている場所であるから、こういった答えが出てくるのはよくよく考えると至って自然なこと。
同じ「鍋」という概念・ことばでも、背景によって指し示すものが全く変わってしまうあたり、日頃仕事で多くのコミュニケーションを行っている自分としてはハッとさせられたところで、ちょっとした盲点でした。
こうして認識が変わってみると、所狭しと並んでいる商品それぞれがしっかり鍋として認識できるようになります。フライパンも鍋、親子丼の玉子をとじるときに使うのも鍋。日本ルーツのものやアジア・ヨーロッパがルーツのもの……。
かっぱ橋道具街は鍋の国際都市と呼べるほど、多種多様な鍋が集まっていました。
鍋で野球チームを作るとしたら?
まず、野球に興味がない方、すみません。
ちょうどこのエントリーを書いている3/23は春の甲子園まっ只中。プロ野球の開幕も週末に控えているとあって、かっぱ橋道具街で見つけたカタチや大きさや材質が異なるさまざまな鍋たちを、野球のオーダーに見立てて選んでみたいと思います。外国人枠が多そうですが、気にしないということで。
1番 センター:片手鍋
先ほど話に上がった、片手鍋。手軽で使い勝手がよく、毎日の朝ご飯を作るときにも大活躍しそうな鍋界のリードオフマン。
2番 ショート:北京鍋
色々な戦術(料理)に対応できる北京鍋。強攻策よし、送りバントよし。
3番 ファースト:ステンレス丸鍋
もつ鍋など、多くの鍋料理で大活躍。4番の座を虎視眈々と狙っています。
4番 サード:土鍋
安定感のある和製大砲。 鍋界の4番を長い間勤めてきました。
5番 レフト:中華鍋
破壊力抜群。重さがたまにキズ。
6番 セカンド:ココット
年俸は高いものの、それに見合った働きをしてくれます。
7番 ライト:ジンギスカン鍋
ハマった時の破壊力は他の追随を許さない。
8番 キャッチャー:寸胴
形状からして安定感が。ある意味イメージ重視。
9番 ピッチャー:おたま
ゲーム(鍋)の出来におたまは重要な役割を果たしています。曲がりおたまなどの左変則投手も。
チームマスコット:鍋の博物館の入口にいる彼
バク転は必ず失敗して、バラバラになります。
チアリーダー:れんげ
色とりどりのれんげは、ぼくらの目を楽しませてくれます
監督:カッパ
やはりこの方が監督でしょう。
ということで、いろいろな鍋に出会えた1日でした。
次回はメンバー日菜子のレポートです。お楽しみに!
(文責・大崎)