早いもので2014年も終盤に差し掛かってきました。今年の1月末からはじめた「鍋、つつこ。」もあと少しで100エントリー。思えばいろいろつついてきたものです。
今回は、つついてから記事化するまでに少し時間がかかってしまったのですが、以前につついたちょっと珍しいタイプの鍋、鉄板しゃぶしゃぶについて大崎がお送りします。
鉄板と丸鍋のあいのこ鍋
今回の「鉄板しゃぶしゃぶ」を調理する鍋は、ちょっと珍しいカタチ。通常の丸みを帯びた鍋の周りに鉄板がせり出していて、ちょうどもつ鍋用のステンレス鍋と、ちりとり鍋の平らな鍋を合体させたような形状。
珍しい鍋といえば、過去の「鍋、ぶらり。」でメンバーの馮が見つけた魚のカタチをしたヒラメ鍋というものがありましたが、この鍋も料理ありきで考案された特化型の鍋といえそう。
その鍋の中心を囲むように、もやしやキャベツなどの野菜、あぐー豚(この日は普通のと特選のハーフ&ハーフ)が土手を作る、一風派手な盛りつけでこの日のお目当てが登場。一蓮 新宿東口店さんでつついた、鉄板しゃぶしゃぶです。
はて? スープは? と思っていると、店員さんがやってきて、中央にスープを注いでいきます。鍋にスープが満たされていくのを見ると、早くつついてみたい気持ちが沸々と湧いてきます。
コンロに火がつくと、店員さんがつけダレの種類を聞いてきます。
- 特製タレ
- ポン酢
- ごまダレ
の3つがあるとのことで、特製タレとポン酢で用意をしてもらいます。
スープが煮えて食べられるようになるまでちょっと時間がかかるので、おつまみを頼みつつ、マッコリ&ビール。
しばし待つこと数分。スープが沸騰してきたので、いざ鉄板しゃぶしゃぶ!
崩して楽しい鉄板しゃぶしゃぶ
さて、一風変わった盛りつけのこの鉄板しゃぶしゃぶですが、どうやって食べればよいの…? と一瞬箸が迷うのを見逃さず、店員さんが「お好きな分だけ取ってスープでしゃぶしゃぶしてください」と説明してくれます。なるほど、至ってシンプル。
ということなので、行動あるのみ。早速あぐー豚を箸にとって、しゃぶしゃぶします。
さっきのつけダレに付けて食べてみると、あぐー豚は見た目ほどくどくなく結構あっさり。どんどん箸が進んでいきます。
ちなみにこの日は昔の会社の同僚と2人でつついた鉄板しゃぶしゃぶですが、ふと小学生の頃の記憶が蘇ります。なんかこんな遊びなかったっけ…?
そう、なんとなく砂場でやった「山崩し」に似ています。鍋部分がそれほど広くないせいもあるかもしれないですが、なぜか交互にしゃぶしゃぶしてしまうあたりも、無意識に山崩し的な要素を感じ取っているからかも?
最後に棒を倒してしまうと負けなのが「山崩し」。最初のころは大胆に減っていくあたりも山崩しに似ています。この場合は最後の一切れを取った人が負け? という感じですが、今回は逆に最後に取った方がより多く鉄板しゃぶしゃぶを楽しめる! ということで、慎重というよりはむしろ貪欲に減っていく感じで、最後に一口だけ残る「遠慮のかたまり」はこの場では発生せずでした。
ちなみにこの鉄板鍋、周りの鉄板部分にもしっかり熱が伝わっているようで、しゃぷしゃぶする前の野菜にも適度に火が通り、軽くくぐらせただけで、シャキシャキした食感が残りつつもちゃんと火が通った野菜の味を楽しめます。また、肉の脂も少しずつ溶けてツヤツヤしてくるので、目にも楽しい鍋でした。このあたりしっかり計算されているんでしょうね。
もつ鍋や寄せ鍋などの王道系もよいですが、たまにはこういった新しいカタチの変化球系鍋もよいものです。その後は店を変えて生牡蠣とお酒で〆。昔話や近況の報告に花を咲かせつつ新宿の夜が更けていきました。
もっともっと新しいカタチの、鍋、つつこ。
(文責・大崎)
今回つついた鍋
種類: | あぐー豚鉄板しゃぶしゃぶ |
店名: | 一蓮 新宿東口店(東京・新宿三丁目) |
URL: | http://r.gnavi.co.jp/p730303/ |