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[コソ鍋・弐拾伍]海のミルクを鍋で食す~牡蠣と京豆腐の小鍋仕立て

馮です。こんにちは。

前回に引き続き、広島でつついた鍋です。

瀬戸内には魅力的な海産物がたくさんある話を書きましたが、今回紹介するのもその一つ。瀬戸内は宮島の対岸で採れる広島牡蠣のブランド「健牡蠣」を堪能できるお店、「牡蠣亭」さんにおじゃましてきました。

店舗は京橋川沿いにある、とても良い雰囲気の立地にあります。この日は3月中旬でまだ肌寒かったですが、これからの季節、外のオープンテラスで食べるのも良さそう。

牡蠣と京豆腐の小鍋仕立て

さっそく。

まずはビールで。牡蠣に合うビールと言えばこちら、オイスタースタウト。

元々、黒ビールは味のしっかりした牡蠣に合うと言われていて、それを追求したビールの一つがこれ。
醸造所によってさまざまなオイスタービールがあるそう。

牡蠣の身と殻から作り上げたビール。

鍋の前に、たっぷり焼き牡蠣も。美味い~ 🙂

焼き牡蠣も堪能しました。

さぁ、いよいよ。

こちらの鍋はあらかじめ小鍋に入れてきてもらえるもので、あっさりとした出汁スープで、牡蠣、豆腐、さまざまな野菜を煮込んでいます。とくに牡蠣から出る味が、さらに相まって最高です。

牡蠣と京豆腐の小鍋仕立て。あっさりとした出汁スープで牡蠣と豆腐、野菜を煮込みます。

お椀に。上品に。

広島の健牡蠣、おいしゅうございました。

栄養満点の牡蠣は食べ方もいろいろ

牡蠣は「海のミルク」と呼ばれています。それは、身の色味が白いこともさることながら、ミルクと同様に栄養分がたっぷり含まれているから。

亜鉛、タウリン、ビタミン(B1、B2、B6、B12)、グリコーゲン、そのほかタンパク質やアミノ酸などなど。とにかく栄養たっぷり。
(詳しくはKakipediaの「まさに天然の栄養ドリンク!牡蠣に含まれる栄養素のお話」をご覧ください)

そして、こんなにたっぷりな栄養を含んでいるからこそ、食べ方もいろいろ。

たとえば、殻ごと焼いた焼き牡蠣、サクッと揚げた牡蠣フライに牡蠣の天ぷら、ミルクとクリームで煮込んだチャウダーに、グラタン等々。

もちろん今回紹介したような鍋仕立ても。そして、鍋の出汁も今回のようなあっさりとしたものだけではなく、味噌で煮込んだ土手鍋やキムチ風味、あるいは寄せ鍋などなど、改めて考えてみるとこれだけ多様な味・調理が可能な食材ってかなり珍しくないでしょうか。

また、すでにご存知の方も多い方と思いますが、牡蠣(真牡蠣)の旬は10~4月と言われています。ということでそろそろ旬が終わっちゃう!

でもご安心をw 岩牡蠣はこれから6~9月が旬なのです。

岩牡蠣ってあのサイズだから鍋にしづらいのかもしれないけども、これだけ多様にアジャストできる素材だから何か抜群の味となる鍋が見つかりそう。この夏、鍋Qで試してみたい!

僕たちも牡蠣に負けないくらい、たくさんの味、たくさんの調理方法にチャレンジしていきます。

春夏秋冬、旬の味を求めて、鍋、つつこ。

(文責・馮)

今回つついた鍋

種類: 牡蠣と京豆腐の小鍋仕立て
店名: 牡蠣亭(広島)
URL: http://www.kakitei.jp/
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