こんにちは。
すっかり春らしくなってきましたが、時折寒い日や時間帯がまぎれこんで体調管理が難しい時期でもあります。風邪など引かれていませんでしょうか? 大崎です。
鍋の新しいスタイルを模索
さて、一般的に鍋と言えば、寒い季節に・暖かい室内で・みんなであつまって・ハフハフつつく、というイメージがあるかと思います。
今回は、「室内じゃなくてもいいじゃないか。暖かくなってきたこの季節を楽しみながら外を散歩して、お弁当として鍋が食べられれば最高だね!」という観点で、鍋を弁当にできないか? と模索してみた結果をお知らせします。
鍋+弁当=なべんとう
まずはネーミング大事ということで。とはいえありきたりの合成語で「なべんとう」と名付けます。
鍋の種類を何にするか? はお弁当の中身を何にするか? と同じなのであまり重要ではありません。ということで、弁当箱としての必要要件をざっと考えてみます。
- そもそも弁当なので、持ち運びが楽な大きさであること
- 液体を持ち運ぶことになるので、容器としての密閉性が高いこと
- アツアツの状態で食べることができること
大きくはこの3点に集約されると考えました。ここで頭の中に思い浮かぶのは象印さんの保温弁当箱ですが、弁当を作ったあとからの経過時間によっては要件の3.が達成できない恐れがあります。やはり「再加熱」ができるシステムがあれば、それが最適です。
ということで検索してみると、、、ありました!
バロクック レクタンギュラー
火や電子レンジを使わずにとっても手軽にアツアツの料理やドリンクがいつでもどこでも楽しめるのがバロクックです。アウトドアで調理をする際に今まではガスや炭などを燃料に使用していましたが、バロクックは調理に必要な熱は使い捨てカイロほどの軽くて小さなパックだけ。少量の水を掛ければすぐに発熱します。水は川の水や海水でもOKだから、現地調達すれば、登山などの荷物も軽量化できます。アウトドアやあらゆる状況下で手軽に出来たての美味しさを味わえます。ご家族や仲間でワイワイと簡単な装備で青空クッキングを楽しむのもいいですね。キャンプや登山だけでなく、レトルト食品などと一緒に備えておけば、突然の非常時にも安心です。
大きさも手頃、液体も大丈夫で、再加熱が可能。ばっちりです。ということで早速注文してみました。
- 奥左:加熱用のヒートパックを入れる外箱。トライタン製。
- 奥右:お弁当の中身を入れる容器。ステンレス製。
- 手前左:フタ。ポリプロピレン、シリコン製。
- 手前右:やけど防止に外箱の周りをくるむカバーとヒートパックと説明書。
- 本体サイズ:(約)縦13.5cm×横18.5cm×高さ12.5cm(Amazon商品説明より)
- 本体重量:約480g(Amazon商品説明より)
デザインもなかなか(外箱がクリアタイプのものもあります。加熱される様子が見えるようなのでそれはそれで楽しそう)で、大きさや重さも一人鍋を想定する限りは手頃です。
「なべんとう」を作ってみた
さて。容器が確保できたところで、さっそく「なべんとう」を作ってみます。
具材(=鍋の種類)は何にしようかな〜? と考えます。弁当なので自宅にある材料で何とかやるかなと思いつつも、折角なのでネットショップで一人鍋用のセットを取り寄せます。
- スープ
- 牛モツ
- つくね
- ニンニク
- トック(韓国餅)
- 唐辛子
といったところがセットになっています。わりとボリュームがあります。
野菜類はお好みで追加するのがよいと思います。今回は白菜を冷蔵庫から取り出して加えました。
ほんとはニラがあれば良かったのですが、、、痛恨の在庫切れ!
あらかじめ調理をする
再加熱可能な容器を手に入れたものの、常識的に考えて煮炊きができるほどとは思えません。
肉類など、加熱が甘いと衛生的に怖い食材もありますので、弁当として持ち出す前に一回調理して、それを詰めるという従来の弁当のスタイルを採ります。
弁当箱に鍋をつめる
自宅のキッチンで普通に調理をして、それから弁当箱に盛りつけます。やはりニラが欲しかった!
今回の鍋セットには麺が含まれていたのですが、これを入れてしまうと確実にのびてしまうので、ジップロックで別に小分けしておきます。
無事、「なべんとう」が完成しました!
フタはよくあるプラスチックの密閉容器と同じような仕組みです。事前に水を入れて揺らしてみたりしましたが、密閉性はそれなりにあるように思います。
が、過信は禁物。仮に通勤電車でカバンの中のチゲ鍋がこぼれたら大変なことになるので、移動時は別の手提げなどに入れて持ち運んだほうがよいでしょう。
いざ、外で「なべんとう」
この日は日差しが気持ちよい快晴ながらも風が強く、体感としてはどちらかというと寒い日。
初なべんとうとしては、うってつけの日です。
外で冷えたなべんとうをアツアツの状態にするための手順は以下の通りです。
- 外箱の底面にヒートパックを置く
- 決められた分量の水をヒートパックにかける
- ヒートパックがふくらんで加熱してきたことを確認したら、内箱を重ねてフタをする
- しばし待つ
- アツアツに!
これで、外で冷えたチゲ鍋がアツアツになりました!
動画で湯気が出ている様子を撮ってみました。スキマから湯気が出て、アツアツになっているのが確認できます。
さあ食べよう。「なべんとう」を
ということで、鍋らしくアツアツになった「なべんとう」をいただきまーす。
ジャストアイデアで開発した「なべんとう」ですが、十分いけます。わりと楽しいし、美味しいです。
みなさんも興味が湧いたらぜひ試してみてください!
バロクック レクタンギュラーL ブラック 482094 [HTRC 4.3]
なべんとうで、鍋、つつこ。
(文責・大崎)