[コソ鍋・四拾]バンコクでつついたピンク色のすごいヤツ。その名もイエンターフォー


6月に入ったばかりなのに、夏みたいな陽気が続いてますね。体調をくずしたりしてませんか? 大崎です。今回もバンコクからお届けです(このイエンターフォーは前回の出張時につついたものです)。

ピンク色のすごいヤツ

今回つついたのは、イエンターフォー(เย็นตาโฟ)という料理で、漢字で書くと「紅腐乳麺」。通常は一人前をどんぶりで食べる普通の麺料理ですが、今回は鍋で頼んだので強引に鍋扱いにします。

とはいえ、「鍋、つつこ。」の鍋の解釈の一つには

  • 食卓の中心に鍋状の容器(素材は問わない)が据えられる。
  • 具材をその容器の中に入れ、調理する。
  • 各自の食べる分はそこから取り分けた上で食す。

の三条件があり、これに今回は合致するので鍋として扱います。

イェンターフォー、ホーコー鍋で登場

イェンターフォー登場

イェンターフォー登場

ということでやってきましたが、すごい色です。
この色は昔駄菓子屋に置いてあったお菓子を思い起こします。
大人になってからこんな不自然な色をした食品にお目にかかることはなかなか無いので、ちょっとびっくり。

とはいえ、面構え(鍋構え?)は良い感じ。

ホーコー鍋の下から火をかける

ホーコー鍋の下から火をかける

上から見たところ

上から見たところ

 

ところでイェンターフォーって?

イェンターフォー(紅腐乳麺)ってそもそもどんな料理なんだ? ということでちょっと調べてみました。名前から「紅腐乳」のスープで食べる「麺」だろうということで「紅腐乳」をあたります。

腐乳
腐乳(ふにゅう、フウルウ)は、豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた中国食品である。豆腐乳(ドウフールー)、乳腐(ルーフー)、南乳(ナンルウ)とも呼ばれる。

出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/腐乳

まず腐乳という発酵食品の類であることがわかります。いくつかバリエーションがあるようで、

腐乳は通常「青方」、「紅方」、「白方」に大別されて、臭豆腐などは青方、紅辛などは紅方、甘辛などは白方に分類される。発酵に使う麹に紅麹を使用したものは紅腐乳(ホンフウルウ)、紅麹腐乳(ホンチューフウルウ)または単に紅方(ホンファン)と呼ばれる。発酵の際にトウガラシを加えて辛味をつけた紅腐乳もある。

出典:

このように大別されるそう。今回はバリエーションのなかの「紅腐乳」を調味に使った料理、ということになりそうです。

見た目からは「すわ闇鍋か?」的な怖さを感じたこの鍋ですが、味の方は酸味とコクがあって、思ったよりも辛くないといった印象。

このどぎつい色にドキドキ

このどぎつい色にドキドキ

正直な感想としては個人的にはあまり得意ではない味の部類に入るのですが、タイ人にはかなり好まれる料理のようで、夕方の屋台街などを歩いて通り過ぎると多くの人がイエンターフォーを食べているのを見かけます。もしかしたら何回か食べると慣れてやみつきになるのかも。

見た目で恐れていたほどの味では無く、わりと普通に食べられる。必要以上に辛くもない

見た目で恐れていたほどの味では無く、わりと普通に食べられる。必要以上に辛くもない

具材は海産物系とレバーを入れたものが一般的なようで、今回頼んだ鍋の具材も同じようなラインナップでした。ちなみにぼくはレバーが大の苦手です(苦笑)。

風土が産んだ食品

ところで、この「紅腐乳」。先ほど触れたように発酵食品の類に入るそうですが、タイで有名な発酵食品というと、他にもナンプラーやガピなどの有名どころがあります。

 

別の日に食べたガピを使った料理。カオクルックガピ(ข้าวคลุกกะปิ)

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日本だと醬油や納豆、味噌など日本人の食生活に欠かせないものの多くに発酵食品がありますね。

いずれも食品の保存方法が未発達だった時代に、その土地の風土によって生み出され育まれてきた食品たちです。
故に、例えば日本人が味噌汁を飲むとほっとするという感覚は、その土地の人間としてはあたりまえの感情なのかもしれません。

そう考えると、ぼくにはちょっとなじまないかなーと思うイェンターフォーを、タイの土地に暮らす人が好むのも必然なんでしょう。

おまけ。善良な食べ物たち

春雨とシーフードのサラダ(ยำวุ้นเส้นทะเล)

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豚のノド肉の炙り(คอหมูย่าง)

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イカのマナオ蒸し(ปลาหมึกนึ่งมะนาว)

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ショッキングピンクの鍋に目を奪われてしまいましたが、普通のものもオーダーしてました。美味しかった。

 

じゃ、次回もバンコクで、鍋、つつこ。

(文責・大崎)

今回つついた鍋

種類: イエンターフォー(เย็นตาโฟ – 紅腐乳麺)
店名: Tip-Top Restaurant
URL: 不明


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